MY NOTES > My Feeling For The Blues > No.79




79-Bobby Charles
photograph参照
 
大好きなミュージシャン、ボビー・チャールズが1月14日に亡くなっていた。
海外のニュース・サイトを見ていたら『Louisiana songwriter Bobby Charles dies at 71』というタイトルを見つけた。
読んでみると糖尿病をかかえていた上に腎臓ガンの療養もしていたようだ。
長年の友人ドクター・ジョンもプロデュースに参加したアルバムがもうすぐリリースされる予定だったと書いてある。
私はいまでも時々彼が作った"Small Town Talk"を歌う。
優れたソングライターだった彼の歌をカバーしているミュージシャンは白人、黒人問わず本当に多い。
チェス・レコードで1950年代半ばにリリースした"See You Later, Alligator"が彼のデビューだったが、私が最初に好きになったのは何かのオムニバス・アルバムで聴いたクラレンス・ヘンリーの歌う"But I Do"だった。
彼女のことをたまらなく好きな気持ちを"I don't know why I love you but I do"と歌う歌詞とメロディがいまでも歩いている時や自転車に乗っている時に頭に浮かんでくることがある。

それがボビー・チャールズ作の曲だと知ったのは、ポール・バタフィールドのベター・デイズで知った"Small Town Talk"があまりにいい曲だったので誰が作ったのか調べているうちに"But I Do"も彼の曲だとわかったのだ。

それで彼のソロ・アルバムを探すようになった。
最初に買った72年のアルバム"Bobby Charles"に"Small Town Talk"が収録されていた。
95年の"Wish You Were Here Right Now"にはジョーコッカーやレイ・チャールズが歌った"The Jealous Kind"があった。深く愛し過ぎて嫉妬に苦しむ男の歌は切なかった。
アルバム"Secrets Of The Heart"も素晴らしい曲がたくさん入っている。
ファッツ・ドミノが歌った"Walking To New Orleans"や、マディ・ウォーターズもカバーした"Why Are People Like That"もいい。
日常から生まれて来る簡潔だが深い意味のある歌詞、さりげなく胸に残るメロディ。
孤独な男の気持ちが漂っている曲が多かったように思う。
偉大なアメリカン・ソングライターが逝ってしまった。
2010.1.19

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