三重県伊賀上野市での「ブルース伊賀の乱」のイベントも含め、わずか3日間のウエストロードの30周年記念ライヴでしたが、多くの方々に来ていただき心から感謝しています。
我々メンバーにとって音楽を始めた起点がウエストロードだったので、各々5人のメンバーの音楽生活もそれぞれ30年を迎えたということです。多くの素晴らしいアルバムとの出会いや、影響を受けたいくつもの外タレのコンサート、映画や本から授かった音楽の恩恵、72年のB.B.キングの前座とセッションの体験、才能と意のある日本のバンド、ミュージシャンとの出会い、ウエストロードの数え切れないほどのライヴとそこで出会った人達、ファースト・アルバムからニューヨークでのライヴ・レコーディングまでの残してきた音・・・想い出せばそういう光景や音が浮かんではくるが、今日を生きることに、つまり今日の音楽(ライヴ)のことに専心してきたため昔を懐かしんでる暇は私にはありませんでした。昔からいつも古い写真を取り出して見ているような生き方は嫌いなので、昨日のことより明日のことに頭がいってしまいます。
幸いメンバー5人はまだ生きており、それぞれ身体、脳ミソに多少の欠陥はあるものの周りから嫌がられるほど元気です。誰かが大金持ちになったわけではないし、それぞれ個人的なアップ・アンド・ダウンもありましたが、30年間常に好きな音楽とともに暮して来れたことは5人にとって一番の幸せでした。基本的に私達は30年前とほとんど変わっていません。いまでも会ったり、電話することがあると最近手に入れたアルバムやビデオの話と、観に行ったコンサートの話、ギターの話、どこかにツアーに行った話、そしてアホな話をしており、ゴルフや車や別荘の話はないし、蓄財まして投資の話などは一切ありません。縁がないと言うべきかも知れません。
ああ、宝くじの話は時々出ますが。それ以外といえばやや健康関係の話が増えたことぐらいでしょう。
今回の3ケ所のライヴは緊張とリラックスのいいバランスの中、すごくいい演奏だったと思います。ひょっとするといちばん楽しんだのは私達5人だったかも知れません。いつになるかわかりませんが、次はもっといいライヴになると思います。では、詳細は
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Noteを御覧ください。最後に「ウエストは忘れた頃にやってくる」