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記事一覧

★ブルーズ・ザ・ブッチャー/無観客配信ライヴについて★

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★ブルーズ・ザ・ブッチャー/無観客配信ライヴについて★

私のバンド”ブルーズ・ザ・ブッチャー”(blues.the-butcher-590213)は、この一年コロナ・ウィルスの感染拡大を防ぐ観点からライヴ・ツアーを全て中止にしてきました。そして、10年以上自分たちのホームであるライヴハウス東京高円寺「JIROKICHI」から無観客配信ライヴをマンスリーで行なってきました。
毎回自分たちのレパートリーからまったく異なる選曲でライヴをしてきました。今まで100曲以上が演奏されてきました。その毎月の曲目を記したアーカイヴ映像がバンドのテクニカル・スタッフである木菱讓くんによって作られてネットにアップされました。是非、ご覧ください。現在はまだこういう形でしか活動ができていませんが、めげることなく頑張りたいと思っています。
そして、今月の配信ライヴは6月17日(木)19時30分からです。視聴は無料ですが、投げ銭のような「後売りチケット」を購入していただけるとバンドの特典映像を差し上げます。購入していただけるとバンドだけでなくお店も助かります。何卒よろしくお願いします。
これまで1年間の選曲アーカイヴはこちら→https://youtu.be/W-h7SROfDdw

JIROKICHI HP→http://jirokichi.net

JIROKICHI YOUTUBEチャンネル→https://www.youtube.com/c/LiveMusicJIROKICHI/videos

JIROKICHI オンラインショップ・後売りチケット→https://jirokichi.official.ec

話題の映画"The Making Of Motown"

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♪R&B、ソウルの名曲を洪水のように作り出したモータウンというレコード会社のストーリー「The Making Of Motown」♪

話題の映画"The Making Of Motown"を公開に先立って送っていただいたDVDで見させていただいた。
モータウンといえば誰もが聞いたことのある音楽を作り出してきたレコード会社だ。マーヴィン・ゲイの"What's Goin' On"、スティービー・ワンダーの"You're The Sunshine Of My Life",ジャクソン5の"ABC"などは誰もが一度は耳にしたことのあるポピュラーなソウル・ミュージックだ。会社が創立直後の60年代からミラクルズ、マーヴェレッツ、テンプテーションズ、フォートップス、スプリームスなどによるヒット曲の連発で、モータウン・レコードの本社は"Hitsville USA"とよばれた。僕が中高生の60年代ビートルズやストーンズらブリティッシュ・ロックをラジオで追いかけている時代に、ポップチャートを上がってトップ10に入る黒人音楽は大抵モータウンの曲だった。だからレコードを持っていなくても覚えている曲がたくさんあり、70年代に入って自分がブルーズから黒人音楽に突入した後モータウンのレコードを買い漁ることになった。
映画の内容は創業者のベリー・ゴーディと右腕だったミラクルズのスモーキー・ロビンソンがモータウンの過去を回想する形で始まる。あまり内容を言うとネタバレになるので控えるが、売れることを第一の目標にしたゴーディの制作から販売までの緻密な戦略がすばらしく、また豊富な音楽知識から生まれる彼の素晴らしい閃きにも感嘆する。また右腕スモーキーの作曲から歌唱だけでない稀有な音楽的才能にも改めて驚いた。そして彼らを取り巻く作詞作曲のチーム、ディレクター、エンジニアから秘書に至るまでの結束力の強さ。そこにミュージシャンだけでなくどんどん優秀な人材が集まってくる流れは、音楽だけでなく様々な事業にも通じるものだ。
もちろん映画の中で流れるモータウンの曲にワクワクするし、ミュージシャンのインタビューで初めて知ることもたくさんあり、珍しいフィルムも挿入されている。
そして、現在アメリカで人種問題の大きな動きになっている"Black Lives Matter"のムーヴメントに通じるアメリカ社会の問題の内実が当時から何も変わっていないことを知ることにもなる。おっと!ネタバレ注意!
黒人によって作られたモータウンというレコード会社の音楽は、白人層にも受け入れ易く作られている。それ故、白人にも真似して作れそうにも思えるのだが絶対にモータウンにしか作れないものだった。それは「モータウン・サウンド」と呼ばれた曲、歌唱、演奏、録音、アレンジその全てがモータウンというレコード会社でしか、そこにいた優秀な人たちでしか作れなかった固有のものだからだ。
流れてくる音楽に体を揺らしながら、一緒に歌いながらこの素晴らしい映画を観ていただきたい。
東京では今日9/18(金)から公開だそうです。

BLUES&Soul Records NO.155

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新しいBLUES&SOUL Records(NO.155)誌が発売されました。
今回は5月9日に天国へ行ってしまったロックン・ロールのパイオニア、リトル・リチャードの大特集です。表紙写真のとおりの強烈な個性と信じられない才能を持ったミュージシャンであり、彼の音楽なくして現在のロックはあり得ませんでした。
50年代から人気を博した彼は同性愛者であることを最初に公言したミュージシャンでもあり、幼い頃にそのことで苦しんだ経験もしていました。
そのリトル・リチャードの興味深い評伝や彼の録音の詳細な記録が今号には掲載されています。

僕の連載Fool's Paradiseは三回目に突入。今回は最近また大きな動きになっている"Black Lives Matter"に関連して、自分自身がアメリカで感じた人種差別についてまた差別を乗り越えた音楽の存在のことなど書きました。読んでみてください。

BLUES&SOUL Records誌は主に黒人音楽のブルーズとソウルを取り上げている雑誌ですが、日本のバンドや日本のブルーズ・バー、ソウル・バーの紹介や丁寧なアルバム・レヴューもあり、毎号読んでいると自然と音楽への知識が増えて行く雑誌でもあります。
全国の書店、レコード・CD店、Amazonでの販売もあります。
定期購読もあります。
こちらを訪ねてください。https://bsrmag.com/magazine/bsr155/

Blues&Soul Records NO.154

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新しいBlues&Soul Records誌が出ました。
前回に引き続きサム・クック大特集です。
人種差別問題で大きく揺れている現在のアメリカにサムの残した"A Change Is Gonna Come"が流れています。いつの日か変る時が来ると歌ったサムでしたが、何も変わっていない現状を見たら落胆することでしょう。
同じようにヒューマンな名曲を残し、3月に亡くなったビル・ウィザースの特集もされています。
私の連載"Fool's Paradise"は二回目で1972年B.B.キングの前座をやったころの話を書いています。
是非ご一読ください。

謹賀新年 2018年

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クリスマスも大晦日も昔ほど年の瀬のワクワク感がなくなったのは自分が年をたくさん重ねたからだろうか。
でも新年はなにか佇まいをしっかりせねばといまも思う。
若い頃は「今年は日記をつけよう」と思って新年に新しいノートを買って書き始めるのだが、1月の真ん中ぐらいでいつも終わってしまった。
そしてもうひとつ、新年になると想い出すのが亡くなった父親のことだ。
元旦の朝、風呂に入ってお袋が作ったおせち料理やお雑煮を前に食卓の座布団に座っていると、父親がやってきて短い新年の挨拶のようなことを言ってそれが終わるとみんなで料理を食べ始める。
しばらくすると親父が丹前の袂からお年玉を出して、僕と兄は「ありがとうございます」と言って受け取る。
ひとしきり料理を食べて父親が酒を飲み終わると、家族で神社に参拝にいく。
帰ってくると親父はまた酒を飲み、僕らはみかんを食べながらテレビを見る。
おふくろはずっと台所にいたような気がする。
元旦の日は友達の家に行くのは禁じられていたし、誰かが訪ねてくることもなかった。
「元旦は家で大人しくしているものだ」と父親に言われていた。
夕方になると父は再び風呂に入って夕食を食べ、新聞や届いた年賀状を見ながらずっと飲み続ける。
そのダラダラと飲むことが母は嫌いで台所で愚痴っていた。
父は子供と一緒に凧揚げをするとか歌留多をするとかない人だった。
正月は夜更かしを許されていたので眠い目をこすってテレビを見ていたが、子供たちと一緒に見て大笑いする父ではなかった。
そして、寝るために父の部屋の前を通ると、父は布団の上にお盆に載ったウィスキーを置いて、ちびちび飲みながら本を読んでいた。それはいつものことだったが・・・。
いま思う・・・・父は子供のことを、僕のことをどう思っていたのだろう。
正月になるといつもそう思う。

2018年1月2日近所の神社に参拝に行き、帰り近所を散歩した。
神様への頼み事は健康だけ。
きれいな正月の空を見れるだけでも幸せに思う。

さよなら2017年

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今年はブルーズ・ザ・ブッチャーが10周年を迎えました。僕がいままでやったバンドの中でいちばん長く続いているバンドになりました。そして、記念アルバム"Rockin' and Rollin'"を6月にリリースして、今年もいろんなところでリリース・ライヴをやることができました。
ライヴに来てくださったみなさん、アルバムを購入してくださったみなさん、いつもありがとう!
そして、ライヴをやってくださっている全国のライヴハウスのオーナーとスタッフのみなさん、ありがとう!
10年が過ぎたということは、僕も10回年を重ね年老いたということです。
今年は長年おつきあいいただき、アルバムも一緒に作っていただいたムッシュかまやつさんが逝去され、この年末17日には古くからの盟友である妹尾隆一郎くんが逝ってしまいました。
友人や知人を見送ることが多くなり、年を重ねて寂しくなるというのはこういうことかと実感しています。
当然、僕もそういう年齢になっているわけで、ふと先のことを考えたりもします。
でも、ほとんどは日々の忙しさに追われて、目の前にやってくることをなんとかクリアしてまた次のことに臨むという繰り返しです。
それでもコンスタントにアルバムを出すことが出来て、いろんなところでライヴが出来て、ラジオ番組「BLUES POWER」も10年を迎えられ来年早々1月24日にアルバム「Hotoke's Blues Power Radio Hour 10th Anniversary」がリリースされます。そして、田中晴之くんとデュオでリリースツアーをやることも決まっています。
そして、2月14日にはブルーズ・ザ・ブッチャー"Rockin' and Rollin'"のLPレコードのリリースがあります。やっぱりレコードを作りたかったということです。そして、こちらも二月からリリースツアーが始まります。

いつも周りの方々に心配されるようにかなりタイトなスケジュールですが、体力が続く限りやっていきたいと思います。
アルバムを作ることができて、ツアーがたくさんできて、ライヴがたくさんできて、大好きなラジオの番組も続けられているというだけで僕はすごく幸せです。

自分が不器用なことを知っているのでいろんなことを積み重ねていくしかやりようがないのですが、また来年もよろしくお願いします。

本当に今年一年、みなさん、ありがとうございました。

よいお年をお迎えください。

8年目に突入!永井ホトケ隆DJのラジオ番組「BLUES POWER」

僕がラジオのDJをやっていることを知らない人がたくさんいるので、ここで改めてお知らせしておきます。
写真家の菅原一剛さんの紹介で、弘前に本社があるリサイクルの会社「青南商事」の安東社長に声をかけていただいてブルーズのラジオ番組「Blues Power」が始まって8年になります。僕が45年以上心惹かれ求め続けてきた、黒人音楽の源流であるブルーズという音楽をたくさんの人に知ってもらいたくて続けてきた番組です。いにしえの20年代、30年代のクラシック・ブルーズ、カントリー・ブルーズからシティ・ブルーズ、ジャズ、ジャンプ・ブルーズ、アーバン・ブルーズ、モダン・ブルーズそしてファンク・ブルーズ・・・僕が「ブルーズ」と思うありとあらゆるブルーズをON AIRしています。もちろんブルーズから派生したR&Bやソウル、ファンクを流すこともあり、ブルーズなくして生まれなかったロックもON AIRしています。
僕はブルーズは「20世紀最高の音楽の発明」だと思っています。そのブルーズの魅力をラジオという媒体を通してみなさんに伝えていくのも、ブルーズと長くつき合ってきた自分の役目ではないかと思っています。しかし、いちばん楽しんでいるのは僕自身かも知れません。
そして、日本で唯一のオーセンティックなブルーズ番組と自負しています。
是非、一度聞いてみてください!
現在インターネットを通じてPCやスマホで日本全国どこでも聴くことができるようになりました。もちろん無料です。
まずは番組のHPへアクセスしてください→http://blues-power.jp HPのTOPの右側ON AIRというところにネット各局のON AIR曜日と時間が書いてあるので、自分の都合のいい曜日時間に「インターネット・サイマルラジオで聴ける」をクリックしてください。また、「リスラジ」http://listenradio.jp という無料ラジオもあるので、そこで局を探してもらってアクセスすれば聴けます。どちらかというとリスラジの方が音がいい感じがします。ただリスラジ、サイマルラジオに加入していない局もあります。
もちろんそれぞれ街のみなさんはそれぞれの局のラジオで聴くことができます。
現在増えて以下の12局でONAIRしています。
青森県弘前市
FMアップルウェーブ
78.8MHz/金曜 21:30〜

青森県八戸市
Be FM
76.5MHz/ 土曜 20:00~

秋田県秋田市
ACB秋田コミュニティーFM
76.5MHz/日曜 21:00~

岩手県盛岡市
ラヂオもりおか
76.9MHz/金曜 21:00~

山形県酒田市
ハーバーRADIO
76.1MHz/土曜 21:00~

山形県長井市
エフエムい~じゃん おらんだラジオ
77.7MHz/水曜 10:30~

宮城県石巻市
ラヂオ石巻
76.4MHz/木曜 19:30~

宮城県塩竈市
BAYWAVE
78.1MHz/ 土曜 22:00~

宮城県仙台市
RADIO3
76.2MHz/土曜 21:30~

福島県いわき市
SEA WAVE FMいわき
76.2MHz/月曜 19:30~

福島県喜多方市
FMきたかた
78.2MHz/日曜 20:00~

鹿児島県奄美市
あまみエフエム
77.7MHz/日曜 22:00~

ギター大改造「クラプトンモデル」→「ホトケモデル?」

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このエリック・クラプトンモデル・カスタムショップのギター、もうかなり前に茨城の清水寺の住職君嶋さんにプレゼントしていただいたものだ。しかし、残念なことにいただいて間もなく君嶋さんは急逝されてしまった。
とても高価なものをプレゼントしていただいたのに、なかなか使いこなせず申し訳ない気持ちのまま月日が経ってしまっていた。実はこのギター、ヘタクソな私にはなかなか手強いギターだった。
もともとあまり歪んだ音が好きではないのだけど、このギター、Toneを回すとブルーストがかかって音が歪んでしまう。その操作に何度も慣れようとしたのだけど、不器用な私はいつまで経っても慣れない。上手く使いこなしている人もたくさんいるし、ロック系の歪んだラウドな音が欲しい人にはもってこいのギターだと思う。しかし、使わないのも申し訳なく、それで意を決してブーストのかからないフツーのストラットに改造を考えた。
ブーストをかけるため本体の中に電池が入っていて、最初その電池を取ってしまえばフツーのストラットになるかと思いきや、電池を取ると音が出なくなる仕組み・・・。しかもフツーのストラットにしょうとすると三つのピックアップも取り替えなければならないというかなりの大手術。う~んと唸ったまま月日が経ち、でもとうとう改造に踏み切ることにして、まず私のギター・コンサルタント、森俊樹先生に相談。すると取り替えるならこのピックアップがいいですとアドバイスをいただいた。それがローラー・ピックアップというメーカーのもの。そういうことに甚だ疎い私は森先生におまかせ。しかも、そのピックアップの日本の輸入代理店の社長を知っているというのでご紹介してもらったら、なんと!かの伝説の「よのすけブルースバンド」のベースの井上さんだった。思わずyoutubeで「よのすけブルースバンド」を検索してしばらく大笑いしてしまった。そして、すぐにメールをいただきなんと!井上さんからピックアップを提供していただけることになり感謝感激。それで改造は旧知の水戸の楽器店「Clap」のギター・テク加藤くんにお願いした。
そして、約三週間後、改造を終えたストラットが戻ってきた。抱えた感じもいいし、握ったネックの感じもいい、そして、何よりいい音している。使いやすくなったが、テレキャスターばかり弾いてきた自分にはまだまだ慣れが必要。
しかし、ここまで改造するとクラプトン・モデルとはもう言えず「ホトケ・モデル」か・・・と、すごく値打ちが落ちた感じがする・・と言うか、値打ちは完全に落ちたな。しかし、ギターは飾っておくものではなく、ライヴで弾いてなんぼのもんですから、少しずつこれに慣れて弾きこなせるようになろうと思っている。
改めてこうしていろんな人たちに助けてもらって、自分は生きているのだと感じた。
ありがとうございます。

2016年ブルーズ・ザ・ブッチャー/ニューアルバム"Three O'Clock Blues"リリースツアー第一弾

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6月15日リリースとなるニューアルバムをひっさげて全国ツアーの開始です!まずは東北へ!今回はCDとLPレコードと両方作りました。また、記念Tシャツもあります。
たくさんの方に久しぶりのメンバーだけのリアル・ブルーズを聴いていただきたいです。
行くぜ!東北!
6/22から7/1まで、すべての会場ではありませんがブルーズ・ウーマンうつみようこさんをゲストに回ります。
各地の詳細はスケジュールをご覧下さい→http://www.hotoke-blues.com/schedule/index.html

明けましておめでとうございます

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今年もよろしくお願いします。

正月の七草粥も過ぎていつもの日常に戻っていくが、正月の餅が残っているので今朝も雑煮を食べた。
去年は楽しいこともたくさんあったが、悲しい想い出の方が強く残った。何人かの大切な友人、知人が病に倒れ帰らぬ人となった。もう会えないその人たちを想うたびに重い気持ちが雨雲のように心の底に広がる。普段は日々の忙しさにその重みを忘れてしまっているが、ふとした時に雨雲が心にぽつりと雨を降らせてくる。

今年の参拝は健康だけを祈願した。

昨年、B.B.キングが逝去したことでブルーズは明らかに大きな切れ目を迎えた。40年代や50年代のような燃え盛る時代はとうに過ぎたブルーズだが、B.B.が生きて演奏しているだけでブルーズの大きな柱が揺るぎなく存在していた。そのB.B.が天国にいってしまいその大きな柱を受け継ぐブルーズマンがいなくなった。もちろん、それはブルーズという音楽そのものがなくなってしまうというわけではない。「ブルーズが無くなる時は地球が滅びる時だ」と言ったのはB.B.キングだが、確かに人間の心からブルーズがなくなりはしない。貧富の差も、社会的身分なども関係なく人間は誰でも何がしかブルーズを抱えている。親しい人が亡くなった時に感じる心の雨雲もひとつのブルーズだ。そういうブルーズを私達はいくつも抱えながら生きて年を重ねていく。そして、そのブルーズに押しつぶされないように、私達はブルーズを心から吐き出すことをある時は意識的に、ある時は無意識に行っている。お酒を飲むことも、歌を歌うことも、ダンスを踊ることも、スポーツをすることも、本を読むことも、映画を観ることも、旅をすることもそうなんだと思う。
話を戻すとB.B.が支えていたブルーズの大きな柱を、ブルーズを歌い演奏する人、ブルーズを聴く人、ブルーズを文字で伝える人、ブルーズの音を作る人、ブルーズのお店をやる人・・つまりブルーズを愛する人たちでこれから支えていかなければいけない。ブルーズは大切な音楽的遺産であると同時にブルーズは生きている音楽だ。自分もブルーズを歌い、演奏する人間としてやれることをできるだけたくさんやっていこうと思う。

毎月一回JIROKICHIでブルーズ・ザ・ブッチャーのライヴを続けて7年が過ぎたが、JIROKICHIライヴはこれからも月例で変らず続ける。いつもブルーズをやっている僕たちをフラッと訪ねてきて欲しい。

去年もたくさんツアーに出たが、今年もできる限りいろんな街に行って旅を続ける。

新しいアルバムも作る。

ラジオ番組「BLUES POWER」も昨年からインターネットで全国で聴けるようになった。多くの人たちにブルーズという音楽の素晴らしさを知ってもらえるような番組にしたい。

本を書かないかという依頼もいただいているが、気持ちはあるもののなかなか筆が進まない。

他にも何か新しいことをやってみようと思っている。

今年もどこかで会いましょう!みなさんが健康でより良い1年でありますように。

永井ホトケ隆      2016年

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