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永井ホトケ隆のブルーズ講座 東京編vol.1

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関西で続けてきた「ブルーズ講座」を東京でやることになりました。
講座と言っても、僕が普段ステージで喋っているブルーズのこと(歌詞、ブルーズマンのこと、裏話、歴史、精神など・・)を、プロジェクターを使い映像や画像を見ていただき、そして一緒に音源も聴き、演奏もしながらブルーズという音楽の素晴らしさと楽しさを伝えるものです。
お酒飲みながら、料理食べながら気楽に参加してください。

長い歳月、ブルーズという音楽に関わってきた者として、もっとブルーズという音楽とみなさんを近づけたいとずっと思っています。
ブルーズは人が生きるすべてのものを含んだ大きな音楽ですが、毎回少しづつブルーズによって僕が教えられたことも話たいと考えてます。

まずは第1回目は、ブルーズって何なのか。ブルーズ・ビギナーの方にもわかりやすく始めたいと思っています。手伝ってくれるのはギタリストの上村秀右くんです。
最後にプレゼントを(たった一名)の方に差し上げます!お楽しみに!

11月22日(金)永井ホトケ隆のブルーズ講座
永井ホトケ隆
上村秀右
会場:代官山『山羊に、聞く?』
Open 18:30 Start 19:30
Charge ¥2,000(前売) ¥2,500(当日)
問い合せ:tel 03-6809-0584 http://yagiii.com

初ものと久しぶりの大阪ライヴ!!4日間!

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40年も音楽やってますが、今回初めて元サウス・トゥ・サウスのくんちょうさんと、なんと!デュオです(9/22高槻Birth Act) そして、翌日から2連チャンでくんちょうさん率いるLow-Lowsと久しぶりの大阪でのバンドライヴ(23大阪池田朝日楼、24ミナミ楽楽堂)、ジュリアンとゴローちゃんとも楽しみです。そして〆の最終日9/25はミナミの「えん」で森君とBlues Paradise。
是非、滅多にないライヴなのでスケジュールを見てお越しください!

ディランのラジオが始まった!

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昨日4月4日から始まった"Bob Dylan's Theme Time Radio Hour"。ディランが選曲し、ディランがDJして、曲の想い出などをコメントしてくれる。そのDJディランの声を聴いているだけでワクワクするが、その選曲がもうオール・アメリカン・ミュージックという感じで素晴らしく、また勉強にもなる。一回目のテーマは"Weather"(天気)だったが、一曲目はマディ・ウォーターズの"Blow Wind Blow"!もう、それだけでやられた私ですが、以下に記したようなラインアップをディランのコメントを聴きながら過ごす贅沢な1時間だ。
聞き逃した人は来週から是非。日曜日に再放送もあります。次回のテーマは"Mother"お母さんに関するどんな曲が出てくるか楽しみです。
http://www.interfm.co.jp 東京76.1MHz 横浜76.5MHz
木曜日20:00 ~ 21:15 再放送は日曜日22:00 ~ 23:15

Bob Dylan’s Theme Time Radio Hour   #1: Weather

Blow Wind Blow  /  Muddy Waters           
You Are My Sunshine  / Jimmie Davis      
California Sun  / Joe Jones       
I Don’t Care If The Sun Don’t Shine  /  Dean Martin           
Just Walking In The Rain  /  The Prisonaires                       
After The Clouds Roll Away  /  The Consolers       
The Wind Cries Mary  /  Jimi Hendrix  
Come Rain Or Come Shine  /  Judy Garland            
It’s Raining  /  Irma Thomas         
Didn’t It Rain  /  Sister Rosetta Tharpe     
Rainin’ In My Heart  /  Slim Harpo            
Jamaican Hurricane  /  Lord Beginner      
Let The Four Winds Blow  /  Fats Domino             
Stormy Weather  /  The Spaniels 
Place In The Sun (Italian)  /  Stevie Wonder          
Summer Wind  /  Frank Sinatra   
Uncloudy Day  /  Staple Singers             
Keep On The Sunny Side  / The Carter Family      

2012年 謝辞

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今年も自分にとっていちばん大切なライヴそしてツアーを無事やり終えることができました。来ていただいたお客さんと、各ライヴハウス、コンサートのスタッフのみなさんに感謝するばかりです。いつもありがとうございます。新しい人たちとの楽しい出会いもたくさんありましたが、悲しいことに友人、知人が何人も亡くなった年でもありました。

そして、被災地の東北にも何度かライヴに行きました。いまだ仮設住宅に住む人たちや、なかなか復興しない街に耐えながらこの年の瀬を迎えている人たちのことを思うと、なにがクリスマスだ、正月だという気もします。節電ひとつにしても東北以外の人たちの気持ちからは大震災はどんどん風化しているように思えます。以前も言いましたが、是非、機会があれば東北を旅して、その街の様子を見てそこに泊まり、酒を飲み、美味しいものを食べて、そしてその街の人たちと話をしてもらいたい思います。

今年は10月に沼澤くんの師であり、偉大なドラマー、ジェームズ・ギャドソンとライヴが出来ただけでなく、そのライヴをアルバムに記録できたことがとても嬉しいことでした。そのアルバム"THE SURE SHOT"は来年2月6日のリリースです。リリースに伴いまた2月から怒濤のツアーを行います。よろしくお願いします。
そして、ブルーズ・ザ・ブッチャーとしてはもう5年ほどホームグラウンド、JIROKICHIでのライヴを毎月欠かさずやってきた。それも自分たちにとって大切な軌跡になっていると思います。まだ、歌いたいブルーズが山ほどあるので身体のメンテをしながら歌い続けたいと思ってます。近藤房之助によると(どこで調べたのかわかりませんが)、私は来年とてもいい年、当たり年だそうです。ただ、それが人生で最後の当たり年だそうです。房之助に「ほーさん、来年は頼むぞ!」と言われましたが、いったい来年何があるのでしょうか。私としては普通にライヴが出来て、ブルーズを歌えればそれでいいのですが・・・でも、楽しみにしています。では、みなさん、よいお年をお迎えください。また、どこかで会いましょう。そして、ブルーズで、Let's The Good Times Roll !!!

★永井ホトケ隆& Miss.Lee 初東北ツアー「魅惑のブルーズ・ピアノへの誘い」

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来年1月にピアノのLeeさんを連れて東北に三日間ライヴ・ツアーを行います。弘前では久しぶりの「ブルーズ講座」。もちろん「ブルーズピアノ特集」です。
より多くの方にリーさんのオーセンティックなブルーズピアノの素晴らしさを知っていただきたい。
是非お越し下さい。
1月25日(金)仙台 Jazz Me Blues  noLa
出演:永井ホトケ隆 vo&g & Miss.Lee key&vo
op:Mondo Bongo
open:19:00   start:19:30
charge¥3,500
仙台市青葉区錦町1丁目5-1ノーバル・ビル1階
TEL022-398-6088 
http://jmb.at.webry.info

1月26日(土)弘前 EAT&TALK
『永井ホトケ隆のブルーズ講座/魅惑のブルーズピアノ』
出演:永井ホトケ隆 vo&g & Miss.Lee key&vo
open:18:00 start:19:00
charge¥2,500
青森県弘前市和徳町64
TEL:0172-37-2222
http://www.eatandtalk.jp

1月27日(日)山形 Tarji
出演:永井ホトケ隆 vo&g & Miss.Lee key&vo
open:19:00 start:19:30
charge:¥3,000(drink別)
山形市七日町2丁目-7-28 YT二丁目ビル1F
TEL 023-623-3944
http://www17.ocn.ne.jp/~tarji/framepage.html

再び!「ロバート・ジョンソンを読む」日暮泰文著(P-Vine Books/ブルース・インターアクションズ刊)

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日暮泰文さんの名著「ロバート・ジョンソンを読む」が再版となった。やはり、こういうブルーズにとって大切な本はいつも切れないで買えるようにしておいて欲しい。それでこの本の初版の時、「ブルース&ソウル・レコーズ」誌にこの本について書いた私の文から抜粋された言葉が再版本の帯に使われることになった。出版元のブルースインターアクションズから依頼を受けた時、私の稚拙な文でよければどこでも使ってくださいと申し出た。こういう素晴らしい本の帯に使っていただけて心から嬉しい。まあ、その話は別にして、この本をまだ入手していないみなさん、是非是非読んでいただきたい。ロバート・ジョンソンのアルバムを流して冬の夜長ウィスキーか珈琲でも飲みながら、そしてできればミシシッピーを中心としたアメリカ南部の地図を広げて、希代のブルーズマン、ロバート・ジョンソンに、そして30〜40年代の南部を放浪したブルーズマンたちとその風景に想いを馳せながらこの本を読んでもらいたい。ジョンソンのアルバムが終わったら、この本の最後に付録になっている日暮さんがコンパイルしたこれまた素晴らしい付録CDを聴いて欲しい。写真もなく、ジョンソンと同じように謎の多いそして卓越したギター・テクニックの持ち主、ウィリー・ブラウンのブルーズ"Mississipie Blues"からこのCDは始まる。最後まで聴くと30から40年代のアメリカ音楽を旅することになる。名著とともにいい音楽も楽しめます。

いよいよ、Leeさんとライヴ!11/16静岡藤枝、17日東京曙橋461

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いよいよ、今週末からピアノのLeeさんとのライヴを始めます。金曜11/16は静岡藤枝そば処「ますだや」さんで、土曜17日は東京曙橋461にて、ベースの中條くんにウッドベースを弾いてもらってアコースティックなブルーズライヴをトリオでやります。ピアノ・ブルーズというのもブルーズの大きな柱であり、現在、その魅力を充分に表現できるピアニストは日本ではLeeさんだけだと思います。まだ、音を出していないのでどうなるかは全く予想できませんが、ワクワクしています。是非、お越しください。これからLeeさんといろんなところでやれればいいなぁと思っています。

騾馬とひと/ゾラ・ニール・ハーストン(ZORA NEALE HURSTON)/中村輝子訳 平凡社ライブラリー

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誕生日のお祝いに盟友の川田さんからいただいた、ゾラ・ニール・ハーストンの本。1920年代、小説家であり、民俗学者であるハーストンがアメリカ南部の黒人の日常の会話や生活、宗教、また伝承民話を取材して記録した貴重な一冊。おそらく、原本はほとんどが当時の黒人英語で書かれているものだと思うが、とてもうまく訳されていると思う。
アメリカ黒人によってブルーズが歌われたバックボーンが描かれていて、ブルーズという音楽をより深く知るための知識が堆積している。彼らが語る日常のおもしろい話の中に、正面から受け止めてしまうとあまりに辛すぎて死に向かってしまわなければならないような話をみんなで笑ってしまう・・・そんなことがたくさんある。人種差別され、終生貧困の中で暮らさなければならないアメリカ黒人たちの簡単ではない、複雑な心持ちが浮き彫りにされている。より良い明日が自分で描けない人生を送りながら、それでもどこかで笑いがないと生きていけない毎日。少しでも楽しく生きていこうとする彼らの力強さに教えられることは多い。
後半の「フードゥー(ヴードゥー)」の章は、単にアフリカ~ハイチ経由の土着的民間信仰と思っているものをひっくり返すような深く、エグい内容になっている。それはよりフードゥー信仰を知るために自らが身を挺してフードゥーの師に弟子入りし、事細かくその世界を取材したハーストンのだからこそ得られたものだ。フードゥー(ヴードゥー)とは何かを知りたい方は是非読んでみてください。

ブルーズ好きな方にとっては、差別と貧困と屈辱の中から生まれた黒人の音楽、文化の豊かさと暖かさと強さを改めて感じる本にもなっている。

佐藤博さん

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佐藤博さん
去る10月26日、仙台にいた時に沼澤くんから佐藤さんの訃報が届いた。
佐藤さんとはしばらく会ってなかったが、何かあるとメールを送ってくれて、電話で話すこともあった。僕なんかよりいつも遥かに元気そうだったので、いまになっても亡くなったことが信じられない。
溯れば70年代最初、僕が京都で"WESTROAD BLUESBAND"を始めた頃に佐藤さんと出会った。その頃、ブルーズに興味をもっているピアニストは本当に少なかったが(いまも少ないけど・・)、佐藤さんとは最初会った時にファッツ・ドミノやチャンピオン・ジャック・デュプリーの話をした事を覚えている。
当時はWESTROADやSOUTH TO SOUTHにセッション的に参加する一方で、大塚まさじくんや加川良くんなどフォーク系の方のレコーディングに参加していたと記憶している。当時に関西組ではいち早く東京に出た佐藤さんは、フォーク系のライヴで知り合った鈴木茂さんとハックルバックを結成し、結成直後日比谷野音のコンサートで会った。そのちょっと前だったか、WESTROADのファースト・アルバムの録音に佐藤さんに参加してもらった。
それから一緒に演奏する機会は本当に少なかったが、なぜか佐藤さんとは縁がつながっていて、偶然、夜中の駅のプラットホームであったり、新宿の本屋で出会ったり・・・・佐藤さんはすでに作曲家、サウンド・プロデューサーとしても有名になっていたが、いつも変わらず明るく、優しく、京都で最初会った時と同じように音楽の話をする人だった。そして、必ずと言ってよいほど「ホトケはいま何をやってるの」と訊く人だった。そして、僕のライヴも何度か聴きに来てくれた。
そんな佐藤さんから「ホトケ、詞を書いてくれないか」と言われて、佐藤さんのソロ・アルバム「HAPPY & LUCKY 」に「RAIN」という詞を書いたのが・・いま調べたら93年だった。その時に佐藤さんの横浜の自宅兼スタジオに何度か呼ばれて、ごはんをごちそうになりながら録音をした。その時、佐藤さんから仮歌を歌ってくれないかと頼まれて何テイクか歌ったが、佐藤さんのメロディが僕には難しすぎて「佐藤さん、無理」と言ってギブアップしたことがある。それでも佐藤さんは「いまの良かったのに・・残しておくね」と言われて、僕が歌った「RAIN」はどこかに残っているかも知れない。その後、アルバムが送られてきて、見たら「RAIN」が最初の曲になっていて、後日佐藤さんが「詞がすごく気に入ったので最初にしたよ」と言われて、すごくすごく嬉しかった。でも、いろんな素晴らしい作詞家の方たちを知っている佐藤さんなのに、なんで僕なんかに詞を依頼されたのかいまも謎だ。
また、一緒にライヴやろうよとお互いに言いながら実現しなかったことが本当に心残りだ。
若い頃はチョコレートが好きで、いつもキーボードの上にチョコが置いてあった。そのチョコをライヴをやりながらポリポリ食べて、僕はウィスキーをグビグビ飲んでいた。
温和で、優しくて、音楽には緻密で自分の美意識がはっきりしたミュージシャンだった。
今更という気もしますが、もし佐藤さんのことを知りたい方がいたら、こちらのオフィシャル・サイトを訪ねてみてください。http://www.hiroshi-sato.com
佐藤さん、ありがとうございました。佐藤さんのアルバムに詞を書かせてもらったことは、私の誇りです。
僕が天国に行けたら、また会いましょう。

追伸ー佐藤さんの家にいた二匹のワンコ、HAPPYとLUCKYはどうしているのでしょう。

RHYTHM & DRUMS MAGAZINE FESTIVAL2012

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GOOD NEWS!!!
我blues.the-butcher-590213のドラム、沼澤くんと彼の師のひとりであるジェイムズ・ギャドソンとのツイン・ドラムの夢の共演が10月に実現することとなった。そして、翌日にはblues.the-butcher-590213も・・・・・。

常々、ギター・マガジンよりリズム&ドラムス・マガジンを愛読している私だが、そのリズム&ドラムス・マガジン誌が主催し今年で3回目になる「RHYTHM & DRUMS MAGAZINE FESTIVAL」の今回のメイン・イベントがその「JAMES GADSON&沼澤尚」だ。
ドラマーだけでなく、すべてのビート・ミュージックを愛する人たちに、私たちの体が思わず動いてしまうグルーヴの秘密を解き明かすこのイベントに参加してもらいたい。マービン・ゲイ、マイケル・ジャクソン、ビル・ウィザースなど数知れないミュージシャンの名曲の録音に参加してきたギャドソンのグルーヴのマジックを、その場でギャドソン本人と沼澤くんが叩きそして話してくれる。ドラム好きの私にとっては、もういまからぼーっとするような貴重なイベントだ。いや、グルーヴなくしてあり得ない私たちが愛する音楽の本質により近づくためにも、たくさんの方の来訪を待っています。

"NO ROOTS,NO GROOVE"
RHYTHM & DRUMS MAGAZINE FESTIVAL2012 AT DIFFER ARIAKE

10/13 19:00 「JAMES GADSON&沼澤尚」 with 西滝太on keyboard/mix engineer 内田直之

10/14 13:00 blues.the-butcher-590213(永井ホトケ隆+沼澤尚+中條卓+KOTEZ), 沼澤尚&森俊之 as DEEP COVER (VJ-DEAD BOYS/mix engineer 内田直之)

OPEN 12:30 START 13:00 at DIFFER有明

詳細はこちら→http://www.rittor-music.co.jp/dmf/  こちらもどうぞ→http://kyodotokyo.com/dmf2012