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千葉船橋「月」の野口靖恵さんからのメッセージ

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この3月で店を閉じることになった千葉船橋「月」のママである野口靖恵さんから最後のメッセージが届いたので記載します。
本当に残念ですが、またどこかで会えると思います。そして、靖恵さんにとってこれからの日々が楽しく、幸せな毎日であることを願ってます。
ありがとうございました。

以下、メッセージです。

《『月』に関わってくれた全ての皆様へ》
『月』を好きでいてくれて
『月』に通ってくれて
『月』を知ってくれて
『月』に触れてくれて
『月』のことを話してくれて
『月』でご飯を食べてくれて
『月』で飲んでくれて
『月』で演奏してくれて
『月』で音楽を聞いてくれて
『月』で喧嘩してくれて 
『月』でいろんな人たちと出会ってくれて
『月』で語り合ってくれて
『月』で飲んだくれて寝てくれて
『月』で働いてくれて
『月』で遊んでくれて
『月』で感動してくれて
『月』で泣いてくれて
『月』を楽しんでくれて
『月』を愛してくれて
本当に本当に心から感謝しています。本当にお世話になりました。約16年間本当にありがとうございました!『月』で出会ってくれた皆さんが永遠に続いていく様に、形は無くなりますが『月』もずっと皆さんの心に続いてくれることを願って…
2012年3月 無国籍料理 月 HOUSE OF BLUES 代表 野口靖恵

Obama Sings Sweet Home Chicago

数日前のTVニュースでオバマ大統領が"Sweet Home Chicago"を歌っている映像が流れたので、you tubeで検索してみたら出てきました。
"Red White & Blues - A White House Performance"という催しをホワイト・ハウスでやった時の映像で、以下豪華出演者です。
B.B.キング、バディ・ガイ、ジェフ・ベック、 ミック・ジャガー、シメキア・コープランド、ウォーレン・ヘインズ、デレク・トラックス、 スーザン・テデスキ、ゲイリー・クラーク、ジェフ+ミック シメキア+ゲイリー・クラーク、ケブ・モ、トロボーン・ショーティ 
B.B.キングとバディ・ガイの元気そうな様子が見れてよかったなぁというのと同時に、えらい至近距離でB.Bを見られるオバマが羨ましい限りでした。

B.Bは近年ずっと椅子に座って弾いてますが、ギターの音色は変わらず素晴らしいです。好々爺っていう感じでした。

赤いシャツに黒のジャケットに赤い靴といういでたちのミックは相変わらずやたら元気で、えらくはしゃいでいる様子でした。パーティ大好きなんですね、いまも。そういえば「スーパーヘヴィ」はどうなったんたんや。あれやるんか、やらんのか。ミックの映像時間が長いんですが、ミックはストーンズ以外で出てくるとなんかカッコよくないんよね。キースは他でもカッコええんやけどね。なんででしょう?

ジェフ・ベックはクールにプレイしていました。ギターの音色もいいし、ギタープレイは超一流でよかったんですが、ただ、歌わないのがね、この人・・・私にとってはちとつまらないです。

デレク・トラックスは変わらず上手いのですが、どうも私はこの人が昔から好きになれません。相性というやつでしようか。来日公演も行ったのですが「楽しくなかった、でもギターうまい」の記憶しかありません。ジェフ・ベックはクールですがこの人はクールではなく、なんかギターに感情の発露を感じられない私です。私の感性が欠落しているのでしょう、たぶん。でも、ギター上手いですよ。たぶん、家でもずっとギター弾いているタイプですね。

そのデレクの嫁さんのスーザン・テデスキが亡きエタ・ジェイムズの "I'd Rather Go Blind"を歌ってましたが、これは聴いていてしんどいのですぐに飛ばしました。この曲はエタをずっと聴いている者にとっては大切な曲なのに、スーザンさんの歌は白人のブルーズ好きのアマチュア・シンガーのような感じになっていて、他の曲にした方がよかったのに・・・スーザンさん。途中で映る聴いているオバマ夫妻の顔も「なんだかなぁ・・・」という感じでした。

バディはすっかりクリーンヘッドになり、院政をやった白河法皇のようなルックスになってました。元気でしたねぇ。ブルーズ法皇となって裏からブルーズ界を操るつもりでしょうか。(借金の取り立て屋さんでもああいう感じの方がいらっしゃいます)いいバンド(いつもバンドがねぇ・・)連れてもう一度日本に来て欲しい。

ケブ・モさんはますますブルーズ度がなかったですねぇ。ドブロ弾いてるんだけど・・・。なんでしょうか、右から左へ、或は左から右へムーディのように流れていってしまうようなひっかかりのない、ダシの取れてないお吸い物みたいな感じでした。元々、企画でブルーズやってそれが売れちゃった人ですから、いまやってるようなことがやりたいことなのかも知れません。

ゲイリー・クラークJr.はジミヘン+ブルーズ+ロックみたいなイケイケ・タイプの、いまどきの若い人に多い感じですが、この映像でシメキア・コープランドとやっているのなんかすごくいいです。ブルーズの曲になると「イナタイ」感じが出てきてそこは私好みです。ルックスもいいしね。カッコいいし、もっと売れて行くでしょう。

さて、そのシメキア、ずっとこの人に期待しているんですが、どかーん!と行かないですね。歯がゆいシンガーです。この映像なんか観ているとやはりすごくいいです。プロデュース次第で次世代のブルーズを背負う力量がはっきり感じられるんですが・・・。もっとブレイクしてブルーズの女王になってくれるとブルーズのシーンも変わっていくのでしょうが。

・・・・と、まあ自分のことは棚に上げて、朝からブツブツ言いながら見たyou tubeでした。

最後に全員の合同演奏となり、バディが「大統領、あなた歌えるよね!歌えるよね!」とMCして、ミックがマイク渡すとちょっとだけオバマが"Sweet Home Chicago"を歌います。日本の政治家でブルーズ歌える人いないよなぁ・・・。そうだ、房之助が政治家になればいいのか・・、あいつが首相になって官邸に呼んでくれてパーティやればなぁ、楽しいのに。まあ、日本は崩壊するだろうけど。
では、以下をご覧あれ。
http://www.youtube.com/watch?v=SQNK_i1pJNY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=o00MoH8Jbgo&feature=related

「近藤房之助、オーティス・ラッシュを歌う」

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房之助とはかれこれ40年近いつきあいになる。
悪いこともいいことも(いいことはしてないか・・・)して、ああだこうだ、なんだかんだ言いながら長い時間を一緒に過ごしてきた朋友だ。
私にとっては面白い奴で、くだらないことを言いながら一緒に酒を飲む相手としてのランクはかなり高い。そういう時は滅多に音楽の話はしない。何を話しているかって?それは言えない。
まあ、果てしなくくだらないことだ。
でも、一度房之助がやっている下北沢の「STOMP」でお客がずっと来ないで、ふたりで飲んでいる時にあれやこれやレコードを引っぱり出して聴いていた時のことだ。
オーティス・レディングのモンタレーのライヴを聴いて、ふたりで盛り上がったあとにO.V.ライトの来日盤を聴いた。それを聞き終わったあと、あまりのO.V.の凄さに気を抜き取られたようにふたりともなってしまい、「これ聴いちゃうと、この後聴くものがなくなるなぁ・・・」と房之助が言った。同感だ。魂をわしづかみにされたような、そんな気分だった。
それからしばらく経ってから「ラッシュ聴こう、ラッシュ」と私が言って、コブラのラッシュを聴いたのを覚えている。そしたら、今度はラッシュに気を抜き取られたしまったのだが・・・。

その房之助にとって若い頃、O.V.と同じくらい魂をしっかりつかまれたのがオーティス・ラッシュ。
オーティス・ラッシュは彼のブルーズの、彼の音楽の根幹となっているものだ。
たぶん、オーティス・ラッシュのブルーズにある内省的なところが彼は好きなんだと思う。
その割には自分の生活には内省的なところがなく、同じようなバカなことを何回もする奴だが・・・まあ、それはオレも言えないか。
とにかくラッシュをこよなく愛し、ラッシュのブルーズを日本でいちばん表現できる房之助にラッシュの曲を歌ってもらいたくて、今回のblues.the-butcher-590213+近藤房之助のライヴはタイトルを"I Can't Quit You Baby"とした。ラッシュをたくさん歌ってもらう。
是非、来週月曜日(2/27)元住吉POWRES2へ!!!

 Dr.John&The Lower911 At Billboard Tokyo Feb 15,2012

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前日、観に行った沼澤くんから「素晴らしい」とのメールが届き、ツアー戻りで疲れていたがドクターを聴きに行くことにした。

メンバーはDr.John(Piano,Organ,Vo)+John Fohl(G)+David Barard(B)+Raymond Weber(Dr)の4人。

ステージが始まる直前に流れていたのが、先頃亡くなったエタ・ジェイムズの"Tell Mama"だった。それを聴きながら、僕はエタとドクターがからんだ"I'd Rather Go Blind"のTV映像を想い出していた。あれ、よかったなぁ。

当日買った僕の2階席からは、ドクターはピアノに向かっているためほとんどドクターの背中しか見えないが(反対側にセットされているオルガンを弾く時はお顔が拝見できたが表情までよくわからない)、上からなのでレイモンド・ウェバーのドラムワークがすごくよく見える。

レイモンドはニューオリンズに行く度にどこかのクラブや、フェスティバルでよく観たが相変わらずグルーヴィーでキレもコクもある。前日届いた沼澤くんのメールには「ドラム・ソロで踊らされたのは初めてかも」と書いてあった。もう文句なしにどんな曲をやっても素晴らしい。しかも、ずっと観ていると所々に入れる細かいロールや、繊細なシンバルワークがそれぞれの曲に豊かな表現を与えている。美しいドラミングだった。

ギターのジョン・フォールは僕の席からは反対側だけど、リズム・カッティングのシャープで気持ちいい音が聞こえてくる。ソロもひとつひとつの音が明確で、もちろんブルージーで、スピード感もあり、ときおり「イナタイ」・・好みのタイプだ。ドクターの音楽にはぴったりのギタリスト。

ベースのバーナード・バラードはもうかなり前からドクターとやっていてアルバムにも多く参加している。ファンクものからブルーズ、ジャズ系のものまで弾きこなす安定感のあるいいベーシストで、この人もドクターの音楽に合っているミュージシャンだ。

ドクターはいろんな顔を持っていて、もちろんニューオリンズ・ミュージックの大御所であり、デューク・エリントンのトリビュート・アルバムを出すジャズ・テイスト・ドクターもいる。そして、かってはサイケデリック・ドクターだったこともあるし、ファンクなドクターでもある。
本当にもう何枚アルバムを出したのだろう・・・・演奏される様々な曲を聴きながら、その大きな背中を見ながらドクターの長い音楽生活に思いを馳せた。
新しい"Keep On Going"などもやってくれましたが、名盤"Gumbo"からの"Blow Wind Blow"や"Mess Around"は嬉しかった。あのアルバムが僕にとっては初ドクターだったから。でも、格別嬉しかったのはドクターがギターを弾いたアール・キングの"Come On"をやってくれたことだった。
なんとも味のあるドクターのギターに盛り上がっていたら、隣りにいた興奮した見知らぬ若い男に「ギター、ヤバいっすね。ヤバいっすね」と話しかけられた。思わず「ヤバイね」と言ってしまった。
"Basin Street Blues"や"Right Place, Wrong Time"なども挟んで、本当に充実したそして幸せな1時間20分だった。

大好きなドクターの"Such A Night"は聴けなかったが、気分がよかったので自分で"Such A Night♪It's Such A Night♪ Sweet Confusion Under The Moonlight〜"と口づさみながら六本木から乃木坂まで歩いた。ドクターの音楽とワインで楽しくて疲れはどこかに消えてしまった。
月いちでビルボードでやってくれないかなぁ・・・・・ドクター。

さぁ、今年もブルーズで踊れ

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正月明けてしばらく休みがありのんびりしていたが、何をするでもなく、グダグダやっているうちに早いものでもう1月が終わった。
24日に高円寺JIROKICHIで今年最初のブルーズ・ザ・ブッチャーのライヴをやった翌日、25日に荻窪ROOSTERで去年から延期されたコテツ+ヤンシーと久しぶりにトリオのライヴがあり、30日には青山CAYでブルーズ・ザ・ブッチャー+ムッシュで盛り上がり、そして、31日は横浜THUMBS UPでブルーズ・ザ・ブッチャーと"GRAPEVINE"の田中和将くんのユニット「Permanents」と対バンそしてセッション。オーセンティックなロックン・ロールとブルーズに、真摯にアプローチする若い人と久しぶりに音を交わせた楽しい夜だった。

こうして今年もライヴが始まった。

2月3日からは極寒の東北へツアーに出かける。
どのくらい寒いのだろうと、ツアー初日の青森の気温を調べてみたら最高気温0°C 最高気温−5°C。しかも暴風雪とのことで雪だるまの絵に横殴りの風が描かれていた。映画「八甲田山」状態か。
沼澤くんはツアー極寒対策を着々と練っていて、昨日はネックウォーマーなるものを購入されていた。
寒さに極力弱い私が恋のヒートテックだけで大丈夫か。
最終的には熱燗でも飲めば暖まるだろう・・・・甘いか。
東北のみなさん、ライヴで踊って歌って飲んで暖まってください。
「ブルーズで踊れ!」

「私の渡世日記」高峰秀子著

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高峰秀子は私にとってリアル・タイムの女優さんではない。
私が高校に入り映画研究部で小難しいヨーロッパ映画を好きになり、ジャンヌ・モローの写真を定期券入れに忍ばせていた頃、高峰秀子は映画出演が少しずつ減っていった時期だった。名画座のようなところで彼女が主演の「乱れる」や「女が階段を上がる時」、「名もなく貧しく美しく」などを観たのは、20才すぎてからだ。
いちばん記憶に残っているのは「乱れる」。切ないストーリーだったが、高峰秀子の押さえた色香が後半に向かってスクリーンに広がっていき、当時年上の女性好みだった私は、映画館を出てからも彼女の魅力にしばらくぼ〜っとしたままだった。色香を売り物にした女優さんではないのに、美しさの奥に甘い女の匂いを潜ませているきれいな女優さんだった。
その高峰秀子が書いたこの本「私の渡世日記」が面白いらしいと知ってからかなり年月が経っていたが、去年の師走から年始にかけて全2巻を一気に読んだ。
天才子役と言われた幼少時から映画にずっと第一線で出演していた彼女のこの半生記は1930年代からの日本の映画史でもある。
小津安二郎、山本嘉次郎、木下恵介、山本薩夫、成瀬巳喜男、マキノ雅弘、市川崑など日本の名監督と実にたくさんの名画を残した彼女の歴史が生き生きとした文章で書かれている。名女優であると同時に素晴らしい名エッセイストでもある。

Etta James Last Album "The Dreamer"

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Etta James   "The Dreamer"(Verve Forecast 0602527831893)
去年の11月にエタ・ジェイムズのニュー・アルバムがリリースされ、それがどうも彼女の最後のアルバムになるらしいという記事が雑誌に出た。それはどうも本当らしい。アメリカのネットを検索しても落ち込んでしまうような情報ばかり目に入ってくる。何年も前から彼女がいくつもの病に冒されているという話は聞いていたが、これが最後か・・・。
現在74才になる彼女は10代の初めから歌っているから60年近く、レコーディング・キャリアだけでも55年は歌い続けていることになる。黒人音楽の歴史に残してきた功績を考えても、もう引退しても誰も文句はいわないだろう。しかし、最後だと言われるこのアルバムを聴いてもまだ彼女は歌える。
もちろん、全盛期のような聴く者を完膚無きにまでに圧倒するあのエナジーはない。往年なら龍のようにさあ〜っと高音域に上りつめて、しばらくハイ・テンションをキープして聴く者を離さなかったが、もう彼女はそのテンションには行けない。上りつめていく声は出ない。年老いたのだ。
かと言って、歌唱の技巧でそれっぽく歌おうとはしない。年老いた歌手としての自分を充分に知った上での歌がここにある。ひとつひとつの歌を丁寧に、慈しむように歌うエタ・ジェイムズがいる。彼女のリアルな誠実な歌声が私の耳に届いてくる。
ドロシー・ムーアの有名曲"Misty Blue"、オーティス・レディングの"Cigarretes & Coffee"、リトル・ミルトンの"Let Me Down Easy"などは、無理にテンションを上げないでじっくりと繊細に歌う彼女の中低域の歌声が、歌に深い説得力を持たせている。
そして、彼女がこのアルバムについて「すべての曲がブルーズ」と言っているように、その奥底に流れているディープなブルーズ・フィーリング。この感覚こそ彼女の持ち味だ。

最後だと思って聴いていると、いままで彼女のアルバムや映像が想い出され、そして私にとっては1975年のロスのクラブ「ライトハウス」での素晴らしいライヴが心に浮かび落涙しそうになる。

老いていくシンガーの美しい歌を聴き、老いていくシンガーの美しい姿を見せてもらった。
でも、これで終わりにはしたくないので「おつかれさま」とは言いたくない。
もう一枚、さらにもう一枚、エタ・ジェイムズがアルバムを届けてくれる日を待ち続けたい。

ORIGINAL FOLK BLUES-SMOKEY HOGG (KENT RECORDS KST 524)

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世の中には約束事というのがあり、何人かの人間が共同でひとつ事を成し遂げるにはみんなが約束事を守らないと成果は上がらない。
ブルーズを何人かで演奏する場合、一般的なブルーズの定型のパターン(1コーラス12小節、3コード)というので演奏されることが多い。決められた小節数でコード・チェンジすることが約束事だ。
しかし、ライトニン・ホプキンス、ジョン・リー・フッカーといったカントリー・ブルーズマンの場合、ひとりの弾き語りで演奏することから始まっているのでコード・チェンジは気ままにチェンジされてしまうことが多々ある。すると、バンドはパニックとまでは言わないが、戸惑い状態になる。
結局、歌っている御大に合わせるしかないのだが、音楽にやたら整合性を求める人にとってはこの混乱がこの上なく気持ち悪いらしい。でも、私は長い歳月、そういうぐしゃとしたブルーズを聴いているので、いまはさしてその事が気にならなくなってしまった。慣れは恐ろしい。
このテキサスのカントリー・ブルーズマン、スモーキー・ホグのアルバムにもライトニン、ジョン・リー同様の小節数、コードのズレが多々あるのだが、なんとなくバックのピアノやベースがうまくフォローしている。ズレる度に「おっと」と思うだけで、まったく気持ち悪さは感じない。却って面白く思ってしまう。まあ、一緒に演奏している人たちはちょっと大変だろうが・・・。かって御大ジョン・リーはこう言われた-「コードのチェンジというのは自分の気持ちがチェンジする時にするものだ」 御意!
KENTレーベルのこのレコード盤。収録されている曲はすでにCDで持っているのだが、ジャケット見ているうちに欲しくなってしまった。牛乳瓶二本とドライ・ジンの瓶一本。数多い酔いどれのブルーズマンの中でも有名な酔いどれホグ。ジンを飲み過ぎた翌朝は牛乳を飲んでいたということか・・・。それとも飲む前に牛乳を飲んで胃を保護しろよということか。コンセプトがよくわからんジャケット写真だが、なんとなくいい感じではないか。ライトニンほど有名ではないが、テキサスの男っぽいカラッとしたブルーズを聴かせてくれる。中身もいい感じだ。

初買い

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加湿空気清浄器を買い替えに新宿に出たのに、迷いに迷いどれにするか決められず結局買わずに出直しとなった。その帰り迷うことなくレコード店3軒はしごして、また迷うことなくレコード4枚、CD8枚、DVD1枚を購入。今年の初買いの成果はなかなかのものだったが、加湿空気清浄器は購入機種が今日もまだ決まらないでいる。

My Great Treasures

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2.My Great Treasures
2011年はいろんな方から貴重なアルバム、音源などをいただいた年だった。オフィシャルなものからブートレッグの珍しいものまでアナログ・レコード、CDと自分にとってはこの上ない宝物で大切に聴かせてもらっている。本当にありがたい。
房之助にもらったトゥセイン・マッコールのアルバムが今年の最後かと思っていたら、千葉の染織家のKさんから分厚いボブ・マーリーの本"Marley Legend"が届いた。ボブ・マーリーの生涯を綴った長い文と珍しい写真、それにポスターやコンサート・チケット、バックステージのパス、ステージのセッティング図、ツアーのスケジュールリストなどの付録にわくわくさせられたが、いちばん見入ってしまったのは、ボブ・マーリーが書いた自筆歌詞のコピーだ。とくに"Turn Your Lights Down Low"は大好きな曲なのですごくうれしかった。一時期レゲエもいろいろ聴いたが、私にとってレゲエはやはりボブ・マーリーだ。本のページーを繰りながら、冬の午後、窓から差してくる陽射しにまどろんで"Exodus"を聴く。いい師走だ。