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10/30(火)11/6(火)高円寺 JIROKICHI
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blues.the-butcher-590213(永井“ホトケ”隆、沼澤尚、中條卓、KOTEZ) 一週間を空けてのJIROKICHIでの「blues.the-butcher-590213」だった。この時期なかなかメンバーのスケジュールが合わなくてもう少し日を空けた方がいいかなとも思ったが、まだ始まったばかりの「ブルーズ・ザ・ブッチャー」をもっと固めたくてライヴを敢行した。譜面上の処理などない純正ブルーズバンドはライヴをやっていく中でアイデアを出し合い作り上げていくものだ。 10/30の方は亡き浅野祥之と仲の良かったピアノの友成好宏君にゲストで来てもらった。1部はメンバーだけで2部で友成君に入ってもらったが、いつもとはちょっと違う選曲で楽しんでもらえたと思う。11/6は新しい曲を2曲やった。シカゴ・ブルーズ・スタンダードの"That's All Right"と、いま再び個人的にかなりハマっているハウリン・ウルフの"Killing Floor"だ。"Killing Floor"のオリジナル・ギタリスト、ヒューバート・サムリンのアプローチはかなりエグい。音量を上げて聴くと完璧にロックだ。ジミ・ヘンドリックスなんかが取り上げてカヴァーした気持ちがよくわかる。そのジミ・ヘンが演奏しているライヴ・バージョンの映像がYou Tubeにあったので見てみたけどテンポが早すぎて参考にはならなかった。"That's All Right"はジミー・ロジャースのダウンホームな何気ないストレートな曲だが、曲の中にブルーズ・プレイに大切なエッセンスがぎっしりと詰まっている。サムリンのアグレッシヴなギターにも触発されるが、ロジャースのようなダウンホームな歌やギターも私の課題だ。まだまだ課題がたくさんある。来年のレコーディングに向けて気を引き締めている昨今です。シェクターからいただいたトレモロ・エフェクター"Trembler"はなかなか効果がありくせになりそうだ。 来ていただいた方々にThe Blues Powerの小冊子をたくさんの方に買っていただきありがとうございました。アルバムの歌詞が載っているのでそれを見ながらアルバム「This Is The Blues Power」を聞いて家で一緒に歌ってください。そうすると浅野君のギターの良さがまたよくわかると思います。来月は12/6です。この季節しか歌わないブルーズ"Merry Christmas Baby"もやります!今年最後の「blues.the-butcher-590213」是非ご来場を! 以下11/6のメニューです。 2007/11/6 blues.the-butcher-590213 at JIROKICHI 1st. 1.Off The Wall(inst) 2.I Want To Be Loved 3. That's All Right 4. A Little Bit 5.Sitting On Top Of The World 6.Blues With A Feeling (KOTEZ sings) 7.Killing Floor 8.Spoonful 2nd. 1.Blow Wind Blow 2.All Of Your Love 3.Raining In My Heart(KOTEZ sings) 4.Messin' With The Kid 5.Same Old Blues 6.One Way Out 7.Shake A Hand 8.Mystery Train encore:The Blues Is Alright,Shake Your Money Maker
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10/28 高崎 デュ・フォーレ
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出演:永井“ホトケ”隆&上村秀右、ホリケン・バンド 今日は前々から計画していた本庄のS君宅をまず訪問。S君はギター180本持っているアホだ。しかもその180本のほとんどがマーティンというメーカーのアコースティック・ギターというアホだ。その上まだ買い続けているというアホだ。とにかく一度そのアホぶりを見ようということでS君のギター蔵を訪ねた。S君はひとりぽつんと蔵の中に座りギターを触っていた。壁には楽器屋のようにずらっとギターが飾ってあり、それだけでもかなりの本数だ。蔵は演奏できるようにアンプ類も装備されている。二階にもギターがあるというので行ってみるとハードケース入れたままのギターが「山積み」になっている。いくつかケースを開けてもらって見せてもらったが、もう2.3本見ただけでため息だ。50.60年代のいいギターがごろごろとある。その中でも「このギターいいなぁ」と私が思ったのはマーティンではなくギブソンのアコースティックJ-160Eでジョン・レノンが弾いていたやつだ。低音が豊かで高音の切れもいい。ブルーズにも充分対応できるものだったので本当に欲しいと思った。4万ならキャッシュで払うとS君に言ったが笑われて終わった。あとで楽器屋で見たらそのギターは40数万のものだった。「いちばんいいギターはどれなの?」と訊くと「そういうのは全部自宅に置いてあります」とS君。えっ?まだ自宅にもギターがあるの・・・・。うん百万もするギターがあるそうだ。当然だが私がいつも言うのは「ギターは飾るものではなく弾くもの」だ。ギターはそのシェイプからよく女性に例えられるが本当に愛していたら女性を抱きしめないとだめでしょう。ケースに入れたままの弾いてもらえない「女性」は悲しく見えました。まあ、買いたくてもギターを買えない低収入男の負け惜しみですが・・・はい。 高崎デュ・フォーレにはいつもたくさん集まっていただき感謝している。いい演奏だったしライヴのムードもすごくよかった。主催のホリケン君はソロ・アルバムの制作を考えているとのこと、「長い間歌っているのだから1枚くらいちゃんと残して置かないと!」と激励してきたが手伝えることがあったら連絡ください。そして、いつもお世話かけているドクター池田さん、ありがとう!鳥ちゃん、また春に!みなさん、おつかれさま。
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10/27 寄居 オリオン
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出演:永井“ホトケ”隆&上村秀右、Love Bone この季節に急に台風が発生して横殴りの大雨だ。家から駅まで行く間にもうジーンズの膝から下がびっしょり濡れてしまった。スニーカーの中にも雨が入ってぐちゅぐちゅ。最悪だ。手荷物もべっとり雨がついてしまったが、ギターだけはなんとかあまり濡れずに済んだ。新宿で乗り換え池袋から東上線に小川町で乗り換えて寄居へという約2時間の行程だ。その間も靴の中はぐちゅぐちゅだ。靴の中がぐちゅぐちゅなのはなんか悲しくなると思った。寄居に着いたら主催者であり"Love Bone"のヴォーカルでもある鳥ちゃん(鳥塚君)が迎えに来てくれていたが、あまりの雨にふたりとも挨拶の前に苦笑してしまった。鳥ちゃんとお客さんの入りを心配したが、40〜50人でいっぱいのオリオンに立ち見まで出るほど雨の中たくさん来ていただいた。しかし、もっと驚いたのは客席に女性がふたりしかいなかったこと・・・・・・だ。たくさんのおっさんたちの嬌声というか怒号というかに迎えられてライヴは盛り上がりすごく楽しかった。「欧米か!」やなくて私の場合は「おっさんか!」だ。終わってから来てくれていた「荒川団」の人たちも参加して打ち上げ。ここでも女性はひとりの「おっさんか!」状態。アホ話に終始し歌など歌っておっさんたちは居酒屋を占拠。ホテルに戻る頃にはすっかり雨は上がり、ひんやりした風がほろ酔いの顔に気持ちよく当たった。Love Boneも定期的にライヴをやっている成果が出てきたのか、自然にまとまっていい感じになってきた。
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10/24(水)
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誕生日だ。朝起きて携帯を見るとたくさんの方からお祝いのメールが届いていた。ほとんどの方が夜中1時くらいにメールを送ってくれているのだが、私は12時過ぎに携帯を切って眠りに着いていたのでお礼の返信が朝になってしまった。空は秋晴れで窓を開けると少しひんやりした空気が流れ込んできて気持ちが良かった。いまベランダには花のついた植物がなく「ショウジヨウ・モミジ」の葉だけが真っ赤になっている。 昼過ぎ銀座の美容院で髪を少し切った。美容院でいちばん好きなのは髪を洗ってもらうことだ。他人に洗髪してもらうのが何故あんなに気持ちいいのだろう。気持ち良くていつも眠りそうになる。美容院を出てカフェでコーヒーを飲みながら、しばらく銀座の人の流れをぼんやり見ていた。やっぱり銀座はいい。新宿や渋谷ではゆっくりコーヒーを飲もうとさえ思わないのに、銀座ならぼんやりそういう時間を過ごしてもいいと思う。何故だろう。騒がしい若者が少ないせいか・・・たぶん。 何か帰りの電車で読む本を買おうと本屋に入ったら1時間ほどいてしまった。結局買ったのは太宰治の文庫本「津軽」だけ。弘前でラジオのDJを始めたこともありいますごく津軽に興味が湧いている。 まだ少し読んだだけだが太宰は青森の中でも弘前をすごく褒めている。 この本の話はまたの機会に。 日が暮れかかった頃に家に戻り、ブラインド・ブレイクを聴きながらベランダに出て椅子に座りうす桃色の空を眺めた。そして、ギターを弾いた。 夜、ちょっとしたごちそうとケーキを食べた。静かな誕生日が過ぎた。 誕生日に思ったことー「いまも好き勝手に生きていられることを幸せだと思う。そして、若い頃さんざん悪いことをやってきたのにいまもこうしていられる頑丈な体を授けてくれた母と亡き父に感謝したい。そしてブルーズをやり尽くす、これのみ!」
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10/18(木) 荻窪Rooster
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members:LEO(vo),永井“ホトケ”隆(vo&g),小堀正(g&b&vo) 久しぶりのLEOさんとのヴォーカル・デュエットもあり、長年の朋友小堀はんとのブルーズ・デュオもあり、もちろん三人一緒もありの楽しい夜でした。 ここしばらく、LEO DUOやニーナ・シモンのカヴァー・ライヴに真剣に取り組んでいるLEOさんの様子を人づてに聞いたり、彼女のHPを見て知っていたので意図的にセッションの声をかけていなかった。 それがこの前六本木で「WestRoad-1」のライヴをやった折にLEOさんも最後にコーラスでステージに上がってもらい、その後打ち上げで「また、やろうね」ということで今回の運びとなりました。 メンバーを決める際にバンド・スタイルでと最初に思ったが、LEOさんから小堀はんを入れた3人だけでやらないかという提案でレオ・コボ・ホトとなった。 小堀はんとデュオでやった"Tramp"や"I Can't Quit You Baby""Blues After Hours"などのブルーズはいつもとは違う色合いになりすごく楽しめたし、"Bright Lights Big City"ではLEOさんにママリード(原曲ではジミー・リードの奥さんが一緒に歌っている)のコーラスをやってもらったり、リトル・ウィリー・ジョンのバラード"Talk To Me,Talk To Me"ではふたりにコーラスをつけてもらったりでいつもとは違うゴージャスな気分で歌えました。 そして"You Send Me"のようなLEOさんとのデュオ・ヴォーカルでは、決めごとを忘れてしまう私を彼女が引っ張ってくれていつもながら助かりました。 2部のあたまではLEO DUOで2曲やってもらった。中野のブライト・ブラウンを中心にずっとふたりでライヴを重ねている成果が出て、独特の強いグルーヴとハーモニーがあり完成度が高かった。特に"Cry To Me"ではそれを強く感じました。また、私を入れた3人でやっている時も小堀はん主導のリズムになると私よりもLEOさんの方が素早く的確にキャッチしており、ふたりのノリが充実していることを感じさせました。しかし、LEOさんが歌う曲では私はちゃんとギターを弾けたか心許ない。まあ、いつかギターだけで呼んでいただけるように精進します。 三人ともすごく楽しかったのでまたやりますから、来れなかった人たちは次回は逃さないでください。
曲目 1.Bright Lights Big City(Hotoke&Kobori cho.LEO) 2.Don't Mess With My Man(vo.LEO) 3.I'm Still In Love With You(vo.LEO) 4.Tramp(Hotoke&Kobori) 5.I Can't Quit You Baby(Hotoke&Kobori) 6.Baby Don't Look Down(vo.LEO) 7.It's Rainin'(vo.LEO) 8.You Send Me(vo.LEO&Hotoke Duo)
1.I Can't Stand The Rain(LEO DUO) 2.Cry To Me(LEO DUO) 3.Talk To Me,Talk To Me(vo.Hotoke、cho.LEO&Kobori) 4.634-5789(vo.Hotoke、cho.LEO&Kobori) 5.Woman Be Wise(vo.LEO) 6.Honest I Do(vo.Kobori cho.LEO) 7.Tutti Frutti(Hotoke&Kobori cho.LEO) 8.I'll Take You There(vo.LEO&Hotoke Duo) 9.Crying Time(vo.Hotoke cho.LEO)
encore:1.Blues After Hours(Hotoke&Kobori) 2.Shuffle Blues Medley (LEO&Hotoke&Kobori)
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