MY NOTES > DIARY




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3/5(日)博多 メゾン・ド・ヨシダ マリノア アンファン
  出演:ムッシュかまやつ&The Blues Power(永井“ホトケ”隆、浅野祥之、松原秀樹、沼澤尚)他
前日の4日、飛行機嫌いな私とムッシュはふたりで新幹線で博多に向った。5時間の乗車している間、私達は途切れることなく博多までずっといろんな話をした。以前、大分へ御一緒した時もそうだったが、ムッシュは話し上手で聞き上手なので私のつまらないブルーズの話からも話を広げてくれる。ステージでムッシュから紹介される時「私のブルーズの先生です」と言われている私だが、私にとってムッシュは「人生の先生」です。5時間ずっとムッシュの方を見て話していたので博多に着いた時は、首が少し痛かった。当然、ムッシュも首が痛かったと思う。時間がもったいないので飛行機で移動した方がいいという考え方の人もいますが、この5時間の間にムッシュと話せたたくさんの貴重なことは飛行機移動では得られません。以前、私の誕生日ディナーをムッシュがプレゼントしてくれたフランス料理店「メゾン・ド・ヨシダ」の姉妹店「マリノア アンファン」が博多の港にあり、今日はそこが会場となった。ムッシュの弾き語りから始まり、私達BPの演奏があり、そこに再びムッシュが登場という構成で昼のランチと夜のディナーの2回公演だった。まあ、BPはいつでもどこでも全力投球なのでこういうレストランでやってもいわゆる「ディナー・ショー」みたいになることはなく、ガンガンでした。では、休憩時間にメンバーのおふざけ写真を御覧ください(photo参照)。
3月某日 from my small garden
  かすかに春の到来が感じられる日が気まぐれに訪れるが、まだしばらく冬は居座るつもりだろう。寒さが苦手な私はこのくらいの季節になると早く春になってくれないかと懇願するような気持ちになる。数日前のことだ。すこし天気がよかったのでベランダに出てみると、去年の暮れに植えた水仙(photo参照)とカサブランカ(photo参照)の球根が土を押し退け、陽を求めるかのように緑の芽を出していた。
寒空の下、その生き生きとした芽はなんとも健気なパワーにあふれていた。思わず「がんばれ」と声をかけたくなるような無垢な生命力が空に向って伸びていた。そして、その横のプランターにある植物をただの雑草とずっと思っていたら、紫の小さな花をつけていた。・・・すっかり植えたのを忘れていた。ごめん、彼女の名前は紫花草(photo参照)だった。こういうところでも忘れっぽくなっている。これが人間の女性だったら軽蔑されるところだろう。でも、彼女、紫花草の開花は4月頃と書いてあったはずだ。えらく気が早いなぁ。決してこまめに面倒をみる私ではないのに、草花はこうして芽を出し花を咲かせてくれる。雪が降った日も寒風が激しく吹いた日もじっと土の中で待っていることを思うと、声のひとつもかけたくなる。
実際、私はベランダの草花に水をやりながら話かけているのだが・・・。しかし、そんな風に発芽するまで、また開花するまで「我慢」して待つようなことはもうこの国では少なくなり、美しいことではなくなってきているようだ。なんでも早く、早く・・だ。早くお金持ちになって、早く有名になって、早く恋愛が実って・・・とにかく早く結果が出ないとダメみたいだ。そう言えば昔、サイモン&ガーフォンケルの歌に"Slow Down.You Move Too Fast......."っていうのがあった。えーっと曲名は・・また思い出せない。そんなことを考えながら身体がすっかり冷たくなるまでベランダで草花に見入ってしまった。春はもうすぐだ。でも、まだ土の下から何の兆しも示さない忘れな草。土から出るのを忘れるなよな。Forget-Me-Not.
2/25(土)京都KBSホール 26(日)名古屋JB.STUDIO
  WestRoad BluesBand-1(永井“ホトケ”隆、塩次伸二、小堀正、松本照夫)
共演:金子マリ&5th Elements Will 他
名古屋のJB.STUDIOのオーナー小川君から店の10周年の記念ライヴをやりたいと言う依頼を受けたのは、去年の10月ぐらいだった。WestRoad BluesBandは御存知のようにギターの山岸がニューオリンズに住んでいるのでマイナス1で、私がギターをもつことになった。
ほぼ同じメンバー、バンドによるライヴの前日、京都はMojo Westの主催だったが、なかなか会場が決まらずお客さんに迷惑をかけてしまった。ライヴハウスではなくホールでのコンサートは遅くても3ヶ月前には会場を決めて立ち上げないといけないのに、会場決定はこの2月に入ってからという有様だった。その他にも不備な点は多々あったが、なんとかコンサートは盛り上がりよかった。立上がりがもっと早ければ、もっとお客さんも入り盛り上がったはずなのに残念。そんな中、懐かしい昔の友人たちがたくさん来てくれて再会できて嬉しかった。楽屋への差し入れなど気もつかってもらった。ありがとう!
Westはこの二日間同じ曲目を演奏したが、名古屋では6曲目からハープのウィーピング・ハープ妹尾君が飛び入りで入ってくれた。小堀、松本のリズム隊にはいつも全幅の信頼を寄せているが、自分がリズム・ギターを弾くとその快感もひとしおだった。伸チャン(塩次)はいつもと変らずテンションも高く、スリリングかつ繊細なブルーズ・ギターを弾いていた。
マリチャンのバンドのメンバー(photo参照)に会ったのも久しぶりで、打ち上げは小堀とマリチャンの強力なテンションでメチャおもしろかった。次々と懐かしのメロディを歌うふたりに私は「マリ&タダシの歌謡ショー」と名付けた。(photo参照)
最後に10周年を迎えたJB.Studio、小川君おめでとう!私達ウエストロードや金子マリのようにずっとやりつづけてください。あなたたちに追いつかれないように、私達もずっと続けます。そして、いつもPAをしっかりやってくれる平澤君に改めて感謝の言葉を・・いつもありがとう!
WestRoad曲目
1.Tramp
2.T.Bone Shuffle
3.It's My Own Fault
4.Treat Me So Low Down
5.All Comes Back
6.Ain't Nobody's Business
7.I'll Play The Blues For You
8.Shake A Hand
9.Yakety Yak
10.The Blues Is Alright

encore
1.Mojo Workin'
2.Route 66 (Mari Kaneko sings)
2/21(火)高円寺Jirokichi
  The Blues Power(永井“ホトケ”隆vo&g,浅野祥之g,松原秀樹b,沼澤尚dr)
飛び入りゲスト-金子隆博Sax
Bluesは元来個人の独白のような音楽なので、ひとりで弾き語るスタイル(楽器がなくて歌だけでもいい)が基本である。もちろん、私も家にいる時はひとり椅子やソファーに座って、誰に歌うでもなく(時には自分に向って)ギターを弾いて歌っている。何か「練習」という感じは好きではないので、今日はこれをやるぞ!ということはなくその時思いついたブルーズや聴いているCDに合わせたりして気ままに弾き語りしている。しかし、家でやっている弾き語りをひとりステージに出てやることは、35年近くなる芸歴の中でいままでなかったことだ。ところがここ3回ほどBPのステージではそれをやらされている。メンバーに「家でやっているように・・・」と言われてもすごく緊張する。気が強いだけで、根性なしの一面がこういう時に出る。情けない。始まる前にウィスキーをストレートでぐびっと飲んでステージに出た。今回は時々家で歌っているジョン・リー・フッカーの"I'm In The Mood"にした。しかし、家でのあのリラックスした私なりの「いい感じ」にはほど遠かった。私はお客さんにできることなら「私の家に聴きにきてください」と言いたい。家ではギターはもっと上手いし、歌もダウンホームでもっといいはず・・・。まあ、そう言い訳してもみなさんに家に来てもらう訳にもいかないので次回再びリベンジ!今度はライトニンにするか・・。
それで今回も徐々にメンバーが増えていくというバンマス浅野君の指示により以下のような曲順とあいなった。"Takin' Care Of Business"と"Honest I Do"は今回初めてやった曲。前者はオリジナルが「黒い空豆」ことフレディ・キング、後者は酔いどれジミー・リードの大ヒット曲。事前の曲目にはなかった"Same Old Blues"を1部の最後の方で急に歌いたくなってやったら、みんな見事について来てくれた。う〜んいいぞ、「ブルーズ・パブロフの犬」計画は着々と進んでいる!浅野君は前回このJirokichiでは欠席だったが、今回は前回の分を取り戻すべくバリバリ弾きまくっていた。弾いている時のあの秋田犬が笑ったような不敵な笑顔が素敵!タカチャン(沼澤)はいつもアベレージが高いが、今回私のグルーヴと合致した最高到達点は"Rollin'&Tumblin'"だった。私のリズム・ギターに押し入ってきた時のあのタカチャンのへヴィでシャープな8ビートは強力だった。松原君のベースは音量、音質、音数とも私にはピッタリだが、行く時は行くベースでそれを見せつけられたのがアンコール最後の"Tuttie Fruttie"のベース・ソロだった。素晴らしかった。2部の途中から飛び入り参加してくれたサックス金子君の"T.Bone Shuffle"でのムーディなソロもよかった。
たくさん来てくださったお客さんも充分楽しめたと思う。もう少しお酒でも飲んで羽目を外して、ダンスして身体を動かすとBPはもっと楽しめると思います。次回は3/23。その前日、私はローリング・ストーンズのコンサートに行っているのでステージの動きがキースになるかも知れません。なにしろミーハーですから・・ストーンズには。お楽しみに!!
1st.Stage
1.I'm In The Mood(ホトケ solo)
2.My Babe(ホトケ&浅野)
3.Dust My Broom(ホトケ&浅野&沼澤)
4.A Little Bit(ホトケ&浅野&沼澤&松原秀樹)
5.Treat Me So Low Down
6.I Can't Quit You Baby
7.Takin' Care Of Business
8.Same Old Blues
9.Mojo Workin'
2nd.Stage
1.Honest I Do
2.Big Leg Woman
3.T.Bone Shuffle(以下、金子隆博が参加)
4.Lucille
5.Stormy Monday
6.Shake A Hand
7.Come On
8.Rollin'&Tumblin'

encore
1.Long Distance Call
2.Tuttie Fruttie
2/18(土)水戸内原 two-five
  上野駅から常磐線の特急に乗って1時間ちょっと。水戸の手前の友部という駅で今度は各停に乗り換えひとつ目が内原だ。しかし、内原駅前に出てしばし茫然。タクシーが停まっている以外にほとんど何もない。これほどドメスティックな風景に出会ったのは久しぶりだ。つげ義春の漫画に出てくるようなこの寂寥感漂う風景・・・私は嫌いじゃない。しかし、今日の会場があるイオンはどこだ?前後左右を見渡したが見つからないので、近くにいた(他に誰もいなかったのだが)人待ち顔のハイ・スクール・ガールに「すいません。あのぉ〜イオンっていうのはどこにあるのでしょうか?」と尋ねると、すごくびっくりした表情で2.3歩後ずさりしながら「あっちです」と指を指した次の瞬間、スクール・ガールは駅の階段をかけ上がっていった。私はそんなに怪しく見えるのだろうか?そんなに怖く見えるのだろうか?これでもブルーズ・ビジュアル系なのだが(自称だが)・・。それともナンパと思ったか・・・。まあ、世間のそういう冷たい対応には髪を伸ばし始めた19才ぐらいから慣れているので傷つきもせず、とにかく指された方向に歩いていくと広々とした平地にどでかいイオンのビルが現れた。私の故郷でも同じだが、こんな何もない場所に・・と思うところにある日こうしたイオンとかイトーヨーカドーがどか〜んと出来る。こんなところに人が来るのだろうか・・と思うのだが、中に入ると人、人、人・・賑わっている。おっスタバがあるやん、お、無印も、おおっタワレコやん!!なんでもあるやんと思ったら、そのタワレコの隣が楽器店two-five(photo参照)だった。
two-fiveはずっと水戸に呼んでくれている石井君が新しく出した楽器店だ。とにかく売り場フロアーが広い。以前、水戸市内に出していたClapの時には加藤君とふたりでのんびりやっていたのに、ここにはざっと見ても10人くらい店員さんがいる。去年まで水戸ではブルーム−ズでライヴをやっていたが、諸事情で出来なくなったのでこれからはこのtwo-fiveの奥にあるスタジオでやることになった。私とシュウ(上村)の演奏の前に富永信也君(vo&g)と榎室克哉君(harp)のデュオ(photo参照)がブルーズを聴かせてくれた。あまり話できなかったけど、ブルーズは奥深いからじっくりがんばってください。また、一緒にやりましょう。お客さんも以前ブルーム−ズに来てくれていた人たちがたくさん来てくれていて、みなさん元気そうでよかった。スタジオでのライヴだったので、みなさんグビグビお酒を飲んで踊って騒いだブルームーズの時と勝手が違って少し大人しかったけど、私とシュウはいつでもどこでも同じでガンガンやりました。次回はもっと盛り上がりましょう。最後に集合写真撮ったのをUPしている(photo参照)ので見てください。次回は4/29(土)みどりの日に行きます。じゃまた、会いましょう!
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