MY NOTES > DIARY




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9/20(水)京都 拾得
  永井“ホトケ”隆&浅野祥之 DUO
朝、少し早起きしてホテル近くにある「石川近代文学館」へ。徳田秋声、泉鏡花、室生犀星といった金沢生まれの文学者たちの生原稿や、書簡、写真などが陳列されていたが、いちばん目についたのが犀星と親交の深かった萩原朔太郎がアコースティック・ギターを弾いている写真だった。ギターやマンドリンを弾くというは聞いたことがあったが、写真を見たのは初めてだった。朔太郎はイケメンでダンディだったから、詩人でギターも弾くとなるとかなりモテたんだろうと思う。しかし、何を弾いていたのか?まさかロバート・ジョンソンなんてことはあるわきゃないよな。また、朔太郎と犀星が交わした自筆の手紙も興味深かった。やっぱり、手紙はいい。メールはだめやな。
拾得では初めて、私達も久々のデュオでした。実はブルーズパワーが結成されるきっかけはこの浅野君とのデュオが始まりでした。それが1年と少しくらい前なのにもう懐かしい感じがするのは何故だろう。私は久しぶりで柄にもなくちょっと緊張してしまいました。やっぱりデュオももっとやらないと・・・・。演奏後、あたふたと神戸へ。次回は京都に泊りたいなぁ。
9/19(火)高岡 もみの木ハウス
  The Blues Power:永井“ホトケ”隆&浅野祥之(g)&沼澤尚(dr)
前回、めちゃノリした高岡「もみの木ハウス」で是非もう一度やりたくてブッキングしてもらった。はっきり言って、高岡は小さな街だ。来てくれたお客さんも決して多くはない。でも、そのひとりひとりが本当にピュアで、私達の出すグルーヴに自然にのってくれて、いいソロをすると心から拍手してくれる。ブルーズを知っているとか、知らないとか関係なくみんなが「ああ、気持ちのいい音やねぇ」という顔をしている。
気持ちがスレていない。みんな余計なことを考えないで素直に音の中に身を委ねている感じだった。沼澤君のソロの後は自然と全員スタンディング・オベーション!ですよ。うれしいね!そうなると、こっちの演奏のテンションも上がるし当然いい演奏になる。前回よりもまた一段と天に近づいたライブとなった。アンコール3曲は当然。
本当に楽しかった。でも、悲しいことに「もみの木ハウス」が立ち退きを迫られていてなくなってしまう。是非、移転して再開してください。そしてみなさん再会しましょう!高岡!最高!
追伸-楽屋に蟹を差し入れしてくださった方、ありがとうございます。演奏後、楽屋で速攻完食しました。美味でした。ただ楽屋はかなり蟹臭くなってました。
では、その最高の夜のメニューを御披露します!

1st.Stage
1.Over Drive(inst)
2.Just Want A Little Bit
3.I Can't Quit You Baby
4.You Belong To Me
5.Born Under A Bad Sign
6.Love In Vain
7.Lucille
2nd Stage
1.San-Ho-Zay(inst)
2.Baby What You Want Me To Do
3.Rock Me Baby
4.Tuttie Fruttie
5.First Time I Met The Blues
6.Hoochie Coochie Man
7.Come On
8.Mojo Workin'
encore
1.Dust My Broom
2.Crying Time
3.Sweet Home Takaoka
9/18(月)金沢 夕焼けまつり/金沢市民芸術村パフォーミングスクエア
  永井“ホトケ”隆&浅野祥之 他:シーナ&鮎川誠、CHAR、つのだひろ、KENKEN、etc.
リハーサルがあったので前日から金沢に来ていた。いつも通りあっさりリハーサルが終り、というかリハーサルが嫌いなのでさっさと済ませてムッシュとムッシュのマネージャー大野さん、ドラムのGRICO君の4人で一杯飲みに・・・。酒の肴に出された最初の話題はムッシュからで「ホトケさん、エア・ギターじゃなくてエア・セックスってどうでしょうか?」というものだった。う〜ん、最近流行りのエア・ギターからエア・セックスということは、身ぶり手ぶり顔ぶりだけするセックスということか・・それはなかなか粋かも知れない。が、相手の女性も身ぶり手ぶり顔ぶりを真剣にやっていただかないとこのコンセプトは成立しないなぁ。私の頭はすぐさまエア・セックスのイメージ画像にターン・オンしたが、う〜ん、なかなか面白い展開があるのではないだろうか?そこで私は「ムッシュ、ということはエア・セックス世界大会というのもあるわけですか・・」と、まあこういうところから宴席は始まり秋刀魚の塩焼きや刺身などを食しながら金沢の夜は馬鹿笑いとともに更けていった。ムッシュと演奏するのも楽しいけれど、一緒に飲無のも楽しい。明日を忘れついつい酒がすすんでしまう。
18日当日は来るぞと言われていた台風がコースを外れ、金沢は真夏日のように暑かった。私と浅野君の出番は2番目。鮎川君とシーナがグイグイとテンションを上げた後だっただけに、私たちのデュオは地味かな・・・と思ったが、サウンドもお客さんの反応も良くて気持ちを込めて歌うことが出来た。途中からムッシュとGRICO、KENKENを呼び込んでバンド形態へ移行。スライの"Thank You"でのKENKENとGRICOのグルーヴはとても気持ちよかった。また、ムッシュの「ゴロワーズ・・」や「No No Boy」などを初めてちゃんとギターでバックが出来たことも嬉しかった。ムッシュのオリジナル曲はとても難しいんですよ。私たちの1部が終って休憩があり、2部はCHARそしてつのだひろさんへと繋がり、最後は全員でのアンコール。2ドラム、2ベース、6ギターそしてピアノ、ハープと、ステージ上はとんでもない音の台風になっていた。私は自分のギターの音がほとんど聴こえなかったので、途中でエア・ギター・モードに入った。
主催の飛田君、本当におつかれ様でした。チケットは数日前にソールド・アウトで立ち見のお客さんも出るほど盛況で良かったですね。そして、スタッフのみなさんにも感謝です。また来年、私と浅野君のブルーズを御用命ください。
9/10(日)高円寺 Jirokichi
  The Blues Power(永井“ホトケ”隆vo&g,浅野祥之g,沼澤尚dr)
「音楽の神、降臨」
音楽の神様は気まぐれだ。音楽の神様はいつ降りてきてくれるかわからない。どういう条件が揃えば降りてきてくれるのかわからないが、少なくとも練習しないミュージシャンのところに降りてくる確率は低いと思う。と、分かっていても不器用なくせに自堕落で練習嫌いが直らない私だ。夢の中ではこの間もジミ・ヘンとギター・バトルをやるほどの腕前なのだが・・・・。その腕前がなかなか正夢にはならない。これは怠け者の言い訳ではないが、一生懸命練習してミュージシャンがいい演奏をしていてもそれだけでは何故か神様は現れない。もちろん、いままで神様が降りてきたと感じたことは何回かあった。それでその時のライブの感覚や曲順や構成やメンバーを憶えていて、もう一度同じような状況で演奏してみたのだが神様は現れなかった。大して努力もしないで「もう一度!」という安易な気持ちが神様は気に入らないのだろうと思う。
この夜、なぜか音楽の神様はふらりとJirokichiに現れた。私は「やあ、神さん久しぶりやねぇ。どないしてたん?」と握手したのが2部のあたまだった。神様の話を聞くと、私達メンバーと来てくれたお客さんのすごいエネルギーを感じて「なんか熱いなぁ・・・何やってんねん?」と降りてきたらしい。ステージ上の私たちが出すエネルギーとグルーヴもかなりのものだったが、それを受けて客席から返ってくるものも相当なものだった。つまりパワーとグルーヴのコール&レスポンスがJirokichiの空間の中で激しく交わされていた。その我々のハイテンションに神様も「なんやえらいグルーヴしてるやん!君ら」とだいぶ興奮していた。
音楽の神様が現れる時は今夜のようにミュージシャンの演奏だけでなく、ライブハウスのサウンドやムード、そしてお客さんのノリやグルーヴ・・・そういったものが上手くミックスされた時なんだと思う。また、次回も音楽の神様を空の上から引っ張り出すパワーを私達みんなで出しましょう!ほんとに今夜はすごく楽しかった。ありがとう、みなさん。いつもライブがこうありますように!!We All Got The Blues Power!

1st.Stage
1.Over Drive(inst)
2.A Little Bit
3.I Can't Quit You Baby
4.Born Under A Bad Sign
5.Baby,What You Want Me To Do
6.Love In Vain
7.Lucille
2nd.Stage
1.San-Ho-Zay
2.You Belong To Me
3.Big Leg Woman
4.Same Old Blues
5.Shake A Hand
6.Come On
7.Dust My Broom
8.Shake Your Money Maker

encore:1.Rollin'&Tumblin' 2.The Blues Is Alright

★Over DriveとBorn Under A Bad Signは新しく始めました。次回の新しい曲にも乞う御期待!
9/9(土)水戸内原 TWO-FIVE
  "Blues Paradise" (永井“ホトケ”隆&上村秀右 DUO)
シュウ(上村秀右)といつも待ち合わせる両国駅の改札を出ると「相撲甚句」がどこからか聴こえてきて、国技館を望むと力士の名を書いたのぼりが風に揺れて。明日から大相撲秋場所が始まりだ。駅西口の改札には懐かしい三重の海と長谷川の両力士の大きな絵が掛けられているが、改札前のスペースに本物の土俵と同じ大きさのものが描かれているのに今日気がついた。相撲の街、両国はなんか風情があっていい。
両国からシュウの車で常磐道を一気に水戸へ・・・と思っていたら、途中でガス欠寸前になり慌てて土浦で降りてスタンドへ。演奏する曲の確認はしっかりしてくるのに、高速を走るのにガスを確認しないシュウ君です。車の中ではオールマン・ブラザーズの「イート・ア・ピーチ/デラックスエディション」を聴いてふたりで盛り上がっているうちに水戸内原へ。ここのイーオンの中にはTWO-FIVEのような楽器屋さんから、となりにはタワー・レコード、ファッション関係はもちろん、レストラン・モール、ゲームセンター、映画館、英会話教室、スーパーのジャスコもありエンタテイメント・シティと呼ぶらしい。ここに来れば何でもあるというのは便利だが、衰退していく水戸市内の小売店は大変だろうなと思っていたら、なんとイーオンには病院まであった。
「おばあちゃんが病院で診察してもらっている間にお買い物」という図式らしい。
楽器店TWO-FIVEでのライブは場所がスタジオということでなかなか慣れなかったが、今日初めてリラックスして演奏できた気がする。ムードを掴めたというか・・。
ステ−ジ終り近くに仕事を終えて駆け込んできて下さったみなさんのためにアンコールを長めにやりましたが、石井店長ともう少し開始時間を遅らせようと言うことになりました。次回から8時からスタートです。みなさんもお酒や飲み物を持ち込んでもっとリラックスして、一緒に歌ったり踊ったりしてください。もちろん私のブルーズ話もあります。では、また来月10月21日に会いましょう!
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