MY NOTES > DIARY




●topview ●search ●home
7/7(金)豊田 バンボラ
  この日もまたトラブルが・・・マディのブルーズやないけど「トラブル・ノー・モアや」。この日はドラムのチッコ相馬さんがバンマスのセッションで私と上村と大西にとっては初めてライブをやる店、豊田の「バンボラ」でのライブだった。ところが前日になってチッコさんが昼間にある仕事が夕方までに終らないので、一部を私と上村と大西の3人でやることになった。1部だけとは言えバンマスが来ないでライブというのも、初めての店で演る者にとってはなんとなくつらいものだ。でも、そこはお互い知り合った3人。ケガの巧妙というか結構楽しい1部となった。チッコさんは2部が始まる少し前に登場した。2部は近隣に住むというハープの西村ヒロ君がセッションで飛び入りして、それも楽しかった。マスターまた呼んでください。それにしても七夕だというのに客席に「織姫」はひとりもいなかった。見事に男ばっかりの、しかも「おっさん彦星」ばかりの暑苦しい、しかし楽しい七夕ブルーズ・ライブだった。
7/6(木)池尻大橋 CHAD
  昨日、この鬱陶しい梅雨に北朝鮮ミサイル乱射のニュースを見て憤慨していたら、KOTEZから電話があり「ちょっと手をケガしまして手術しなきゃいけなくなって、明日のライブできないんですよ。すいません」「手のケガで手術ってケンカでもしたんか?」「ケンカじゃないんですけど酔っぱらっててちょっと調子に乗って・・」-まあ、あるよな・・私も昔酔っぱらって自転車に乗って電柱に何度も激突したことがあるし・・ケンカで出入り差し止めになった店もあるし、財布は少なくとも3回は落しているし、道路で寝てしまったこともあるし・・・まあ、酔っぱらいは調子に乗ってアホなことをすることがー「で、ライブは無理なの?」「医者が早めに手術しないと手が動かなくなるって言うもので・・」「そうか、じゃ明日のCHADどうしょうかなぁ・・・中止か・・」-でも、いままでの音楽生活でライブを一度も欠席したことがない、自分が理由でライブを中止したことがないというのが私の自慢だ。一度中止にしたのは台風の大雨でJirokichiが水びたしになった時だけだ。でも、明日やからなぁ−「あの〜上村君にやってもらえませんかね」というKOTEZの提案でギターの上村秀右に来てもらった。
CHADの旨い梅酒を飲みながら気心の知れた上村とリラックスしてやらせてもらった。
ちなみにCHADのらっきょも旨い!次回8/10のCHADにはお調子者のKOTEZ君がどんな風に回復しているのか楽しみです。ちなみにKOTEZ君の正式な病名は「右手第五中手骨基部脱臼骨折」というなが〜いものです。「こてつ」やなくて「こっせつ」やね。
7/3(月)雑記
  7/1(土)にNHK教育TVで放映された「楽都はふたたび歌う〜ニューオーリンズ・不屈のミュージシャンたち〜」は、少し前にNHKBSでも放映されたので御覧になった方もたくさんいらっしゃると思いますが、ニューオリンズの復興の現状をかなり正確に捉えたものだったと思います。番組にも出演していたニューオリンズ在住の朋友、山岸潤史とは月に2回くらい電話のやりとりをしていますが、貧しい人たちの足である路面電車も観光客が多いキャナル・ストリートあたりは復活しているのに、貧しい人たちの地域ではいまだに不通という状態だそうです。結局いろんな面で、いちばん援助が必要な最下層の人たちが住む地域にほとんど援助が施されていないということです。
多くの人たちが寄付をしたり、支援コンサートをして集めたお金も本当はそういう最下層の人たちに送られるべきなのに、まだがれきとゴミの山のようになっている彼等の街の様子を見て愕然としました。つまり、行政は観光客が来たり白人が多数住む地域の復興には力を注いでいるが、最も貧しい地域に何も手をつけていないということなのではないか。生活の糧である音楽をやるための楽器を失っただけでなく、妻や家族を失ったミュージシャンたちがいまにも崩れそうな気持ちを何とか支え合いながら生きている様子を悲しく、腹立たしい思いで見ていた。
個人的なことを言えば、ニューオリンズはアメリカで私がいちばん好きな街であり、またミュージシャンとしてニューオリンズの音楽の恩恵は言葉で言い尽くせないほど受けている。だからあの街が安全性をしっかりと確保してもう一度すべての人たちが戻り、あの豊かな音楽を継承していってもらいたいと心から願っている。そして、みなさんにも時間が過ぎると忘れそうになる支援の気持ちを、今一度持ってもらいたいと思う。
そんな気持ちになっていた翌日曜日。ニュースを見ていたらアホ・ブッシュに歓迎されて余程嬉しかったのか、子分の小泉は調子にノッてプレスリーの歌を、アクション入りで歌うというカッコ悪さを披露していた。さすがの親分ブッシュも失笑していた。
アホに失笑されてどうする。アホ以下やないか!翌日のワシントン・ポストのトップで扱われアメリカ中の失笑の的になっていた。もう日本国民としてはアホ小泉を税金をつかってアメリカまで遊びに行かせて、その上大恥をかかされたようなものだ。
滞在を一日でも短縮してそれにかかる経費を(つまり私達の税金だが)ニューオリンズの復興につかえないものか・・と、テレビを見て歯がゆい思いだった。歴代総理大臣の中、かってないほどのお調子者のバカ者だった・・小泉は。そういえば、昔、日本のバンドの「エックス」が好きだなんてことも言っていた小泉。その時、テレビを見ながら「ほんまかぁ・・・小泉」と、みんなで笑って突っ込みを入れたことを思い出した。でも、もう笑いも突っ込みも出えへんで。ああ、もう早く辞めてくれ小泉、それだけだ。
6月某日
  もし、この梅雨の昼下がりにエルモア・ジェイムズのスライド・ギターが大音量で流れてくるのをあなたが耳にしたら、それは間違いなく私の部屋からのエルモアです。6月は待望の「伝エルモア・ジェイムズ」の本が出版されたことと、スフィア・レーベルのエルモアのアルバム2枚がオリジナル紙ジャケで再発されたこともあり、私の心はエルモア一色(時々ライトニン)になっている。それですっかり気持ちが高揚している時、水戸の"Two Five"にライブに行ったところアナログレコード・ジャケットを飾る木の枠が売ってあるのを見つけ購入した。そして早速先日ディスプレイ(ディスプレイというほどの部屋ではないが・・・)してみた。写真を見てもらえばわかるが、まず今回飾ったのは「ブルーズおもろいジャケット・シリーズ」だ。これからの暑い日々を考えると、「ブルーズ納涼ジャケット・シリーズ」にするべきか・・・と思ったのだが、ブルーズには涼しいジャケットがほとんどない。熱いそして暑い。それでどうせ暑苦しいのなら笑えるものにしょうと「おもろいジャケット・シリーズ」にした。他にも「ブルーズ・エロかわいいシリーズ」「ブルーズ・めちゃワルオヤジ・シリーズ」などを個人的に企画しているが、それらはまた機会があれば公開したい。
まあ、こういう世間様の流行からはず〜〜っと離れたことが私の中ではブレイクしているのだが、そんなアホなことに夢中になっている時ベランダの桔梗の花が咲いた(photo参照)。
ニューオリンズにいる山岸の誕生日プレゼントに「伝エルモア・ジェイムズ」の本を送ってあげた。届いたという電話がかかってきた。「こんな本、よう作りおったなぁ!」とやはり彼もしきりに感心していた。ほんとにこんな本、よう作ったと思う。この著者のスティーヴ・フランツというおっさんの「命エルモア・ジェイムズ」な気持ちがどっしりと伝わってくる愛のある本だ。
そして、山岸の誕生日は6月6日で日本では映画「オーメン」が公開されていた。「ようこんな日に生まれたなぁ・・」と私は言いたい。ニューオリンズのオーメン君は相変わらずの元気さと陽気さと無邪気さで、喋りまくってくれた。
6月某日 ブルーズ豆腐
  みなさんは最近有名になりつつある「男前豆腐」というのを御存知だろうか?「男前の私」としては当然すぐに買って食べました。美味しいです。布に包んであり、しかもケースの下に水が落ちる仕組みになっているので豆腐が水っぽくならず食感がしっかりしている。素晴らしいアイデアだと思う。この「男前豆腐」の関連商品で「グランド・ファンク・レイルロード」みたいに長い名前の「風に吹かれて豆腐屋ジョニ−」という豆腐を先日スーパーで発見。これは一部コンビニでもすでに売られているので知っている方も多いのでは・・。「風に吹かれて」と言えばボブ・ディランの"Blowin' In The Wind"の邦題であり、ジョニーと言えばブルーズではジョニ−・テイラー、ジョニ−・ギター・ワトソン、カントリーではジョニー・キャッシュ、ロックではジョニー・ウィンター・・・と名前が出てくる。まさか、ジョニ−吉長が豆腐屋を・・・・と、更なる妄想が広がっていく。それでこれは是非買わなければと手に取ってみたら、端っこに「OKINAWA BLUES」の文字が・・・(photo参照)。これは一体、な、な、なんだ?「オキナワ・ブルーズ」って?記載を見ると製造しているのは茨城の三和豆友食品という会社だ。まあ、ただ気をひくために「OKINAWA BLUES」と入れてみたのか・・それなら「風に吹かれて豆腐屋ジョニ−」という商品名だけで充分気をひいていると思うが・・・。それとも社長が大のブルーズ好きで、とくにジョニ−・ギター・ワトソンが大好きとか・・。
以前、チェリオの「ブルーズ缶コーヒー」で盛り上がったことがあった。今回は豆腐だ。ちなみに味はディープだ。チーズのような舌ざわりがする。ディープ・ブルーズが好きなのに何だ!と言われそうだが、美味しいが私には濃すぎる味だ。どちらかと言えば「男前豆腐」の方が私は好みだ。しかし、気になる「OKINAWA BLUES」の文字が・・・・。
<<prev 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 next>>
   ●p.ink