MY NOTES > DIARY




●topview ●search ●home
6/11(日)ムッシュかまやつ・レコーディング with The Blues Power
  エイベックス・エンタテイメントが発売予定の「ブライアン・ジョーンズ・トリビュート」アルバムにムッシュが1曲参加することになり、そのレコーディング・バンドとしてムッシュが我ブル−ズ・パワーを指名して下さった。レコーディング曲はムッシュのオリジナル。送られてきたムッシュのコメントには「初期のクソSTONESでヨロクシ!!(ヨロシクではなく)」と書かれていた。
メンバーはThe Blues Power (永井“ホトケ”隆g浅野祥之g松原秀樹b沼澤尚dr)と、ムッシュがハープが欲しいということでKOTEZ君を呼んだ。エンジニアは以前のストーンズ・トリビュート・アルバムの"Midnight Rambler"の時と同じ渡辺省二郎さんで、録音方法も以前と同じオーバー・ダビングなしの一発録りだ。イントロのかっこいいムッシュのギターからもう爆音で「わぁ〜っ!!」って言ってるうちに終ってしまった。しかもテイク2で・・・しかも使ったのはテイク1の方で・・・。という訳で、今回も「渋いスタジオ・ミュージシャン」のフリが出来なかった。結局、ライブと同じでドカーンと一発で終って、最後はみんなでコーラス入れて(これもテイク2)、「お疲れさまぁ〜」。終るとすぐにKOTEZ君はハープ教室の先生に、タカチャン(沼澤)はジムへ、残っていた浅野、松原組もしばらくして帰ってしまった。その後、ムッシュとバカ話をしていたが、省二郎さんのミックス・ダウンの邪魔になるかなと思い私も失礼した。ところがその後「おつかれ様食事会」をムッシュが予定していたそうなのだが、連絡の手違いでみんな帰ってしまったのだ。ただその後ジムから帰ってきたタカチャンだけ御馳走になったという。「メチャ旨いイタリアンでした」とのこと・・残念。
私たち全員が心から尊敬するムッシュのレコーディングに参加できたことは本当に光栄です。楽しい録音でした。ムッシュ!ありがとうございました。
みなさん、ムッシュの歌詞はめちゃかっこいいです。演奏はバリバリです。是非リリースされたら聴いてみてください。でも、発売日をまだ聞かされていないのでまた詳細を後日発表します!ではレコ−ディング風景など御覧ください(photo参照)
6/8(木) 東京高円寺 Jirokichi
  1日おいてホーム・グラウンド「Jirokichi」でのBP。5月の東北から始まった長いツアーの最終日という感じだ。沼澤君は東北ツアーの前にブラジルに演奏に行き、東北ツアーが終ってすぐにイギリスへクラプトンを観に行って、戻ってきてすぐにまた今回のツアーだったから「久しぶりの東京だぁ」と嬉しそうだった。早くから入場整理券獲得に並んでくださった方々もいて、たくさんの御参集ありがとうございました。
7月は2日間やりますから少しは楽に飲みながら聴いてもらえるかと思います。
BPは今夜も絶好調。特に2部はフレディ・キングのインスト"The Stumble"から勢いよく出て、"Honest I Do"で少しレイドバックしたものの、次のストーンズの"Midnight Rambler"でどーん!と押して、カンカンのスローブルーズ"First Time I Met The Blues"から沼澤君大暴れの"Big Leg Woman"と続き、"Hoochie Coochie Man"で興奮症が出た私が客席突入し、最後の"Mojo Workin'"と"Come On"でバンマス浅野のギターが唸り声を上げて止まらなくなるという有様。アンコールはこの度伝記本が出版されたことを祝してエルモア・ジェイムズの"Dust My Broom"と"Shake Your Money Maker"の2曲をハードにやり、それでもやり足りず"Crying Time"で終りました。BPで今回のような長いツアーにまたいつ出れるかわかりませんが、ブルーズマンの基本=旅は続けたいと思ってます。そして、少なくとも月に1度の東京Jirokichiでのライヴは続けたいと思ってます。地方の方も一度The Blues Power At Jirokichiを体験に来てください。
今回もよく食べよく演奏した楽しいツアーの毎日でした。これからしばらくダイエット気味の永井です。各地のみなさん、どうもありがとう。また会いましょう!もっとリラックスして、自分で楽しんでください。私達BPの演奏でみなさんが解放され一緒に歌ったり、踊ったりするのを見ると本当にブルーズやっててよかったと思います。
各地のオジ軍団も体力つけてライブにまた来てください。では。
The Blues Power To The People! Thanx!
6/6(火)三島 After Beat
  この日の朝、バンマス浅野は新幹線で一度家に帰り、私と沼澤君が来る時間に合わせて三島まで車で来ていた。私と沼澤君は時間がたくさんあったので名古屋駅で味噌煮込みうどんをゆっくり食べてから三島に向った。三島駅に着くとバンマスはまるでこの土地の主催者の人みたいに「お疲れさまでぇ〜す」と改札に立っていた。
前回の「After Beat」は浅野君とふたりだったのは憶えているが、いつだったか、どんな演奏をしたか・・そういうことは憶えていない。マスターが長髪の長身だったことは憶えている。うまいうなぎを食べたこともしっかり憶えている。それを思い出し、リハを終えて早速3人でバンマス浅野御贔屓のうなぎ屋へ行った。旨い!やっぱり三島のうなぎは旨い!クドくなくて、あっさりした中にも充分な味わいがあり、そして御飯の量もちょうどいい。T.ボーン・ウォーカーの洒落たブルーズのようだ。
ライブはこちらもお客さんも徐々に盛り上がっていき、いい感じだった。この夜も"Hoochie Coochie Man"でギターを弾きながら店の外に出た。歩いているサラリーマン風の2人がいたのでギターを弾きつつ手を振ったら笑って振り返してくれた。三島の人たちはいい人だ。そんなことで土地の印象を決めていいのか?演奏後、私はバンマスの車で東京の自宅まで送ってもらった。沼澤君は三島のホテルに泊って、明日は大阪のベン・ハーパーのコンサートに行くという。ほんとに疲れを知らない、ほんとに音楽が好きな男だ。ホテルに着いたらまたすぐに「コンビニどこかなぁ?」と言っていた。また、バナナ買うんだろうなぁ。
帰りの車の中でバンマス秘蔵のいつものブルーズ・テープを聴いた。タイトルを忘れたが、バンマスが廉価で買ってきたこのブルーズ・コンピレーション・テープは選曲した人(誰かわからないが・・)のセンスが良く、このブルーズマンならこの曲だろうというこだわりが実に的を得ており、それぞれのブルーズマンの特徴がよく出ている素晴らしいコンピだ。ふたりでゲラゲラ笑いながら聴いているうちに東京に着いた。バンマスは私を送り届けると「じゃ、また!」と言って車を飛ばして去っていった。
その男らしい姿が石巻の漁師ヨシさんを思い出させた。元気かな・・ヨシさん。
6/5(月)名古屋 TOKUZO
  昼過ぎに名古屋の中心街の栄までギターの弦を買いに行った。いつもセットをいくつか持っているのだが、今回は不覚にも家に忘れてしまいワン・セットしか持って来なかった。昨日、松阪でも楽器屋に行ったのだが、私の常用しているセットは売ってなかった。私が使っているのは、ヘビー・ボトム(メーカーはダダリオ)という低音弦がかなり太いヤツであまり一般的でないセットなので地方の小さな楽器屋さんには置いてないことが多い。それで名古屋の大きな楽器店ならあるだろうとタクシーを飛ばして行ったのに・・・売ってなかった。仕方なくバラで買った。品切れしているのではなく、元々置いていないということだった。大きな店なのに・・・と少しむかついた。まあ、みんなが使わないから仕方ないのだけど、値段も高いしセールにも私のセットは出ない。でも、元々置いてないとはひどい!品揃えはしっかりするという楽器店としての誇りをもって欲しい!ブルーズ・パワーをベースレスでやる場合には、私がボトムを弾くことが多いので低音感を出すにはやはり太い弦が必要だ。全国の楽器屋さん!頼むからヘビー・ボトム(ダダリオのやつね)置いてください。
弦も張り替えて、気合いも充分。TOKUZOでも無理を言って客席にステージを作ってもらった。お客さんのノリも良くて盛り上がった。"Hoochie Coochie Man"でギターを弾きながら階段を降りて店の外の通りまで出て行ったが、誰も歩いていなくて地味な気持ちになりすぐに戻ってきた。終ってからマスター森田やギターの木下たちと遅くまで飲んだ。途中で橋川、沼澤、浅野組は私を残して無情にもホテルへ帰って行った。
3時過ぎに私も木下に送ってもらい帰ってベッドに沈んだ。少し飲み過ぎ・・・。
京都、神戸、名古屋と3日間来てくれたフジコさん、ありがとう!また、房之助の悪口を言いながら飲みましょう!へっへっへっ・・・・。それから切符の手配などしていただいた戸松さん、ありがとうございました。森田!さばの薫製はやっぱり旨いぞ!みやげ物として売らんか?
1st.
1.San-Ho-Zay(inst)
2.T.Bone Shuffle
3.A Little Bit
4.How Blue Can You Get
5.Take Care Of Business
6.I'm Still In Love With You
7.You Belong To Me
2nd.
1.The Stumble
2.Midnight Rambler
3.Steady Rollin' Man
4.Tuttie Fruttie
5.Same Old Blues
6.Hoochie Coochie Man
7.Mojo Workin'
8.Come On
encore:Rollin'&Tumblin'
Crying Time
6/4(日)豊橋 House Of Crazy
  松阪を出発する前に「不二屋」という中華そば屋へみんなででかけた。人気店らしく少し待たされたが、待つ価値はある美味しさだった。ラーメンではなく、あっさりした和風味の昔風中華そば。具も麺もかなり量があって浅野、沼澤、橋川も納得でした。
近鉄で名古屋まで行き名古屋から豊橋までは新幹線。以前も思ったのだが、豊橋には東南アジアとか南米の人が多いのは何故でしょうか?そういう国の”ボン!キュッ!ボン!”のグラマーなお姉さんたちが街を闊歩されている姿がまぶしくて、まぶしくて・・・。
リハーサルを終えて「House Of Crazy」の前にあるコーヒー専門店で談笑。全員、普段飲まない1杯500円以上もするマンデリンとかキリマンジャロなどを飲む。が、みんなさして味がわかっているとは思えない。でも、2杯目は安くなると書いてあったのでみんな2杯目を飲んだ。私はコロンビアとキリマンジャロを頼んだがどっちもさして味の差があるとは思えなかった。「味のわからない男」だ。「ブルーズの味」はわかるのだが、コーヒーの味は・・。コロンビアとキリマンジャロでは、ブルーズに例えるとライトニン・ホプキンスとハウリン・ウルフほどの違いがあるのだろうか。ライトニンは口あたりは少し軽い(でも普段フュージョンなんか聴いている人には充分重いかもね)が聞き込むうちにどんどん濃さが感じられるテキサス・テイストだが、ウルフは最初から耳にねっとりとからみつくミシシッピー産のディープな味わいだ。
まあ、両方ともしばらく聴いていると聴かずにはいられなくなる常習性があり、その内フュージョンなど「これ、お湯で薄めてるんとちゃうの!」とアメリカン・コーヒーみたいに感じられてしまいます。お湯で薄めるなんて以ての外ですが、やっぱり、コーヒーも音楽も真髄を知ろうと思えばミルク、砂糖なしのストレートです。ブルーズの濃ぉ〜いところをストレートで是非聴いていただきたい。デトロイト産の荒挽きジョン・リ−・フッカーなんかもお勧めです。
「House Of Crazy」でも演奏はいつも通り精魂込めてやったけど、ちょっとお客さんと私達のグルーヴが合わなかった感じだった。まあこんな日もある。マスターも看板娘のマユミちゃんも元気で何よりでした。この夜は名古屋泊りなので早めに失礼したが、今度またゆっくり飲みましょう。深夜、名古屋の居酒屋で男4人、飲んで食べて喋って笑って終った。ツアマネ橋川はひとりTOKUZOへ飲みに今池へ消えた。あとの3人はホテルへ帰る前にまたコンビニに寄って買物。私はジャムパンを買いました。甘い話もないだけに甘いものが食べたかったのでしょうか?
<<prev 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 next>>
   ●p.ink